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マグロもあり!秋の定番クルーザーレース、和歌山「SHIMA SEIKI CUP」開催

 秋の恒例レース「第16回SHIMA SEIKI CUP」が、今年も和歌浦の海を舞台に11月3日と4日の2日間、IRCクラスに19艇、オープンクラスに29艇の合計48艇がエントリーし開催されました。(レポート/島精機カップ実行委員会、写真提供/山崎武敏)


爽やかな秋晴れの下で開催されたSHIMA SEIKI CUP

 初日、秋晴れの最高の天気、さすが文化の日は晴れの特異日です。参加艇は早々とマリーナを出ていきました。北寄りの風、この風向の和歌浦湾は振れがあり、レース運営も風軸の設定が難しくなります。

 しばらく風待ちをした後、IRCクラスの第1レースは6ノット前後の軽風の中、スタート。左右にフリートが分かれ、初めは右海面かと思われましたが大きく右に振れたため、N旗で仕切り直して再スタートしました。

 徐々に風も安定して予定通り3レースを実施。島精機製作所ヨット部〈BAFFI〉(J/V35)が地の利を活かして安定した走りで初日はトップ。〈KEY WEST〉(FARR34)、〈FIVE STAR〉(X35)、〈AOBA〉(SWAN42)、〈NOFUZO〉(X41)が追う展開となりました。

 レース後はウェルカムパーティへ舞台を移し、和歌山マリーナシティホテルの宴会場はロビーも使って大パーティが行われました。

 もちろん今年もマグロの解体ショーが行われ、解体されたマグロは、にぎり寿司で振る舞われました。最後は島精機製作所のホールガーメントのセーターなどの賞品が当たるビンゴ大会で盛り上がりました。


SHIMA SEIKI恒例のマグロ解体ショー

 2日目は、和歌浦湾を大きく回る約14マイルのコースが設定されました。秋晴れの下、スタート時間を迎えましたが無風。しばらく待機後、3ノット前後の西風の吹き出しでIRCクラスに加えて和歌浦セーリングフェスティバルの48艇が一斉にスタートしました。

 和歌浦湾の潮に乗ろうとポートタックで延ばす艇、南西の吹き出しに期待する艇と和歌浦湾全体に参加艇が広がりました。

 和歌浦湾を出るころに北から10ノット近い風が吹き出し第1ゲートマークを回航後は沖ノ島に向けてランニング、そして第2マークを回航し和歌山マリーナシティまでさわやかな風の中のセーリングを楽しみました。

 なお今回からワールドカップで使用されているTracTracによるトラッキングサービスを行いました。レース中もその時点の修正順位が確認できるため、レース中、レース後も楽しみが増えました。来年のSHIMA SEIKI CUPは、11月2日、3日で開催される予定です。

◎SHIMA SEIKI CUP
http://www.wakayama-sailing.org/


和歌浦セーリングフェスティバル出場艇を含め今年は48艇がエントリーしました


IRCクラス2優勝〈JUSTICE〉(YAMAHA33S)


IRCクラス1優勝〈BAFFI〉(J/V35)


第16回 SHIMA SEIKI CUP IRC総合、クラス成績


2018和歌浦セーリングフェスティバル成績


秋の関西ミドルボート選手権成績

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