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ニューヨークで開幕。アメリカズカップ・ワールドシリーズ

 2017年に開催される第35回アメリカズカップの予選「ルイ・ヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ(以下「ACWS」)」の第5戦ニューヨーク大会が開幕しました。ACWSは全6チームで争われ、初日にトライアル(練習)レース、2日目と3日目にそれぞれ本番のレースを実施します。(レポート・写真提供/ソフトバンク・チームジャパン)

ニューヨーク初開催となるアメリカズカップ・ワールドシリーズ。photo by Matt Knighton/SoftBank Team japan

 レースが行われるのは、マンハッタン島南部のノースコーブ・ヨットハーバー沖で、自由の女神像をすぐ南に望むハドソン川河口部です。なお、ニューヨークでの開催は実に約1世紀ぶりとなります。

 このACWSに日本から参戦しているソフトバンク・チーム・ジャパンは、これまで4戦の通算成績で総合4位につけています。しかしながら、ニュージーランド、アメリカ、イギリスが3強状態を確立しつつあり、これまでに行われたACWS4戦中の3戦はこの3チームが1〜3位を占め、4位以下をポイントで大きく引き離しています。6チームのうち最後にエントリーして活動を開始したソフトバンク・チーム・ジャパンが3強を崩す走りを見せ、ニューヨーク大会を3位以内の成績で終えられるかどうかに注目です。

 ロンドン五輪セーリング競技470級の日本代表で、昨年11月末に神奈川県の葉山で行われたソフトバンク・チーム・ジャパン日本人クルー選考会で選出された吉田雄悟は、今大会2日前の現地練習でレース艇に乗艇してトレーニングに参加。チームの総監督である早福(そうふく)和彦以外の日本人クルーの公式戦デビューが期待されましたが、セーリングディレクターのクリス・ドレーパーは、風速の変化が大きく、川の流れの影響を大きく受ける今回のレースでは、まだ実力不足と判断。ニューヨーク大会でのデビューは見送られました。

 初日の5月6日はトライアルレースで、参加全艇が一斉に走るフリートレースと、2艇が一騎打ちをするマッチレースが開催されました。フリートレースでは、他チームと同時にスタートを切りながらも、ソフトバンク・チーム・ジャパンは海面や風、コンビネーションの確認に重点を置き、レースからは離れて調整。マッチレースではフランスチームとのレースで接戦となりましたが、見事勝利しました。

 5月7、8日は、それぞれ3レースが予定されています。良い感触で初日を終えることができたソフトバンク・チーム・ジャパンに期待です。

6チームのスキッパーによるプレスカンファレンス。足を負傷していたフランク・カマス(仏・グルーパーマ)がヘルムスマンに復活です。photo by ACEA 2016 / Ricardo Pinto

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