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トップ選手と合同練習!関東実業団練習会

 8月25日、江の島にて関東実業団主催、スナイプナショナルチームオフィス協力のもとに470級22艇、スナイプ級34艇が集まり合同練習会が開催されました。(文/関東実業団理事、写真/スナイプNTOffice、関東実業団)

 今回は『トップセーラーを身近に感じる』をテーマに470級30艇、スナイプ級40艇までの参加に制限。また、レースエリア内にレスキュー艇の進入を認め、トップセーラーの走りを身近に体験してもらいました。

 この企画は、『関東実業団の中から全日本実業団優勝チームを出す!』という山本会長の強い思いから始まり、レース結果ではなく、内容重視の練習会の位置付けです。

 当日は、朝から日本全国雨模様。夏の江の島では珍しく北寄りの風が入る中、何とか競馬レースを2レース消化。470級は、フランス帰りの吉田(ベネッセ)、松永(スリーボンド)と豪華キャスティングが参加し、世界レベルのセーリングとゲーム展開を披露しました。

 スナイプ級は、9月リオワールドに向けてのナショナルチーム4チーム、ジュニアワールド参加予定の島本・櫛田組(早稲田大学)が最終調整の場として参加。

 2レース目ではジュニアワールド代表の島本組がダントツのトップフィニッシュと共に、スナイプ番長白石組と職人セーラー大井組が、下位の選手たちに自分たちのセーリングを体験してもらおうと企画(?)したのか下位で上マークを回航。

 そこからみなさんに間近でセーリングを観てもらい、最後には白石組2位、大井組が4位でフィニッシュ。下位を走っていてもチャンスがあるヨットレースの面白さを披露してくれました。さすがは、日本代表チームです。若い選手に夢と希望を与えてくれました。


オーイ!お〜い君。これマークタッチでしょ? それも気づかない集中力!

 2レース目が終わる頃に無風となり、残念ながら海上での練習会は終了となりました。

 その後、陸上にて470級は、松永による『470のセーリングの基本』、吉田雄吾による『コースプランの考え方』、吉田愛による『練習方法と世界の470』(吉田夫妻の新婚生活は誰も聞けず)。

 スナイプ級は、白石による『セットアップと走らせ方』、大井による『ランニングの走らせ方とボートビルダーによる船の特徴』、野見山による『ロープワーク』といった少数グループによるディスカッション式講義が行われ、普段の講習会よりアットホームな雰囲気で、質疑応答が飛び交っていました。


ディスカッションには、470ワールド帰りの松永鉄也、吉田雄悟、吉田愛らが講師をつとめました

 1日といった短い日程でしたが、世界を代表する日本のトップセーラーと良い交流が持てた練習会となりました。

 それぞれ、戦うステージは違っても、年齢が違っても、みんなで協力すれば良い練習会ができます。今後もこのような企画が、日本全国で普及していけるよう実業団連盟としてもがんばっていきたいと思います。

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