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セーリングを体験!障害者体験合宿レポート

 4月12、13日、「障害者セーリング競技体験合宿」が、愛知県蒲郡市竹島埠頭で開催されました。合宿にはバルクヘッドマガジンを見て申し込まれた方を含む6名の障害者の方が参加、また10名を超える地元のボランティアの方たちから協力を受けました。(文・写真/日本障害者セーリング協会)

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蒲郡竹島埠頭で障害者セーリング競技体験合宿が開催されました

 参加者たちの抱える障害は頚損・片麻痺・切断など様々でしたが、終始和気あいあいとした雰囲気の中、充実した2日間を過ごすことができました。

 初日の座学では、障害者セーリング特有のシステムのクラス分け(個々の障害程度によるポイント制度)や、アダプテーション(障害に合わせた艤装面での補助具)の説明や、JADA(日本アンチドーピング機構)のDVDドーピング講座を行いました。

 クラス分けでは、実際に国内クラシファーを招聘し、暫定的なクラス分けを実施し、参加者に国際大会さながらのクラス分けの雰囲気を体験してもらいました。


その他、ロープワーク講座の模様です

 ソナー級を使った帆走練習では、参加者が3人ずつに分かれチームを編成しました。

 障害者だけでチームを編成するという事は参加者にとっては初めての経験で、まずはチームメイトのできることできないことをお互いにディスカッションすることから始まりました。

 ヨットは自然相手のスポーツなので、いつ天候が荒れるか分かりません。障害者だからという考えは海上では通じないのです。参加者ひとりひとりがそのことを認識した上で、南寄りの微〜軽風の中、模擬レースを楽しみました。

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世界選手権会場におけるクラシファーによるクラス分け風景

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障害に応じて工夫されたアダプテーション。こちらは2本のティラーエクステンションとメインシート用ペデスタル

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下肢障害向け移動用シート

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体幹、上肢障害向けの幅広のティラー

 日本障害者セーリング協会では、第2回「障害者セーリング競技体験合宿」を開催します。日程は5月10、11日。障害者セーリング競技に少しでも興味を持っていただいた障害者の皆さまのご参加をお待ちしています。

【障害者セーリング競技体験合宿の実施要項】
 パラリンピック、アジアパラゲーム、ワールド等競技を目指す方々にワールド・パラリンピックのしくみ、手順、規則などを解説し、パラリンピック種目になっているソナー級(3人乗りのキールボート)での体験帆走などを実施します。

日時:平成26年5月10日(土)、11日(日)
場所:愛知県蒲郡市竹島埠頭 蒲郡パラベースキャンプ
参加対象:肢体不自由・視覚障害他。(セーリング経験は不問)*応募者多数の場合は障害程度、年齢、経験等を考慮し選考の場合あり。
使用艇:ソナー
参加費:10000円(宿泊、食事込)
応募締切:4月末日までにメールにて下記に。
問合せ: 日本障害者セーリング協会 大塚まで メールアドレス:khc03073@nifty.ne.jp
HP:http://yacht-aid.org
FB:http://www.facebook.com/japandisabledsailing

 日本障害者セーリング協会は今夏8月のカナダ・ノバスコシアで開催される世界選手権にチームを派遣します。現在、SONARクラス1名の枠が空いています。5月の障害者セーリング体験合宿参加をきっかけに、8月の世界選手権に挑戦してみませんか?
※選考条件:クラス分けポイント5以下。遠征費負担有

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