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スナイプマスターズ初日。夕方開始1R消化

 スペイン・スナイプマスター世界選手権。本日からレースが始まりましたが、長い1日となりました。初日となるきょうは普段の風傾向とは違い、気圧配置の影響で朝から20ノットオーバー。このため10時にはAPと数字旗2があがり、スタート予定時刻を2時間遅らせる通告がでました。マスターズのルールでは、15ノット以上ではレースをしない事になっています。(文・写真/前田弘樹 エス・ピー・ネットワーク)


日本から4チーム出場するスナイプマスターズ初日は、長い陸上待機からはじまりました

 そのため、陸上で待機していましたが、通告の時間になっても風が弱まらずに更に待つとの通告。17時頃になってようやく風が弱まり出したので海上へ。スタートした時間は18時(!)をまわっていました。

 マーク設定は100度、コースはソーセージコースの上フィ二ッシュ、風向は80から110度と幅があり、スタート時に15ノットオーバー入っていた風も、レース中に徐々に落ちてフィニッシュする頃には6ノット程まで弱くなっていくコンディションでした。

 スタートは少し風下有利で、大津/植田、渡部/前田は下スタート、西居/杉浦、増田/谷口は上スタートを選択。1日を通して風が右にシフトしていたため、レース委員会も風向が右に触れると予測してのコース設定をしていたと考えられましたが、1上は左海面が伸びて、下スタートした大津組と渡部組が1上マーク2、3位で回航しました。

 日本のOJISANパワー炸裂か!? と思われましたが、そう楽には走らせてもらえず、そこから後続艇に追いつかれ、徐々に順位を後退する展開となりました。渡部組はなんとかこらえて6位フィニッシュ、西居組が徐々に順位を上げて17位、大津組は2上で風に翻弄されてしまい27位、増田組は船のチューニングが合わずに58位となりました。

 風の触れ幅もあり、風にムラもあったため、非常に難しい海面で、レース時間もターゲットタイム通りの1時間キッチリあったため疲れる初日となりました。

 フニッシュして帰る頃には太陽が沈んで行く最中で、陸上に上がったのは20時をまわっていました。明日からは12時スタート予定で風も普段のシーブリーズで弱いとの予報です。OJISANパワーで海外勢に対抗したいと思います!

◎2012 SNIPE MASTAR WORLDS
http://www.snipespain.es/portal/index.php?option=com_content&task=view&id=191&Itemid=127

スナイプマスターズ大会初日成績(PDF)

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