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【速報】シエスタ坂本、アジア予選突破!

 6月7〜9日の3日間、ロシアのウラジオストックで「2013年ネーションズカップ」のリージョナルファイナル(アジア地区決勝)が開催さた。ネーションズカップは世界各水域で予選がおこなわれ、代表選手により競われるISAF主催のマッチレース。このアジア予選に4カ国から6選手が出場した。(レポート・写真/今津浩平 日本ヨットマッチレース協会)

◎出場選手
Vladimir Lipavsky (Russia)
Nikolay Corolev (Russia)
Wataru Sakamoto (Japan)
Maximilian Soh (Singapore)
Ebrahim Abdulla (Bahrain)
Ilya Ermakov (Russia)


優勝を決めた直後のシエスタ坂本亘チーム

 ここに日本からも坂本亘率いるシエスタチームも参戦。ISAFグレード2大会の優勝とネーションズカップグランドファイナルの進出をかけて万全の体制でレースに挑んだ。

 コンディションは3日間ともに概ね良好。チームシエスタは、予選となるダブルラウンドロビンをトップで通過。その後のセミファイナルも順調に勝ち上がり、最終日は、シンガポールのSoh選手と決勝を戦うことになった。

 最終日。天候はウラジオストックらしい曇天。南寄りの風8〜10ノット。マッチレースにとって絶好のコンディションの下、決勝のベストオブ5が行われた。

 初戦からアグレッシブな攻撃を仕掛ける坂本。かたや、若さにものを言わせて、坂本以上に戦いを挑もうとするSoh。

 すべてのマッチがエキサイティングなものになったが、結果は、坂本亘の3戦全勝。見事、ISAFグレード2マッチの優勝を決めた。

 ISAFグレード2マッチの優勝は、日本人では、中村匠のニッカボッカーカップ(アメリカ)に続き2度目の快挙となる。

 なお、坂本亘は、本年8月6〜10日、デンマークで開催されるネーションズカップ・グランドファイナルの出場権を確保。すでに、ISAFに対して出場意向も提出した。


優勝のシエスタチーム。2位シンガポール・ソー、3位ロシア・リパブルスキー

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