飯束/八山、関東470全勝優勝を飾る

  • 08
  • Aug

 7月28〜29日の2日間、真夏の太陽が照りつける中、シーブリーズがしっかり吹き続ける最高のコンディションで2012関東470選手権(兼 2012関東女子470選手権)が74艇のエントリーで開催されました。(文/伊藤譲一、写真/関東470協会)


73艇がエントリーした関東470選手権。真夏の2日間、江の島沖で戦いました

 初日1レース目は、高橋雅之メモリアルレースがおこなわれました。高橋雅之氏はJSAFオリンピック特別委員会の中村健次氏と470級でコンビを組み、クルーとしてソウルオリンピック12位、世界選手権3位、全日本優勝、数々の国内外大会で活躍され、2002年40歳の若さで永眠されたセーラーです。関東470選手権1レース目は高橋雅之氏を偲んで、高橋雅之メモリアルレースとしています。このレースはレガッタの中で唯一の全艇同時スタート。トライアングルコースでメモリアルカップ(ベストクルー賞)をかけて戦います。

 200度方向から4メートル程度の軽めのシーブリーズが海面全面に入り、誰もが走りやすいコンディションでスタートしました。トップフィッシュは飯束/八山(エス・ピー・ネットワーク)。早くも次のリオオリンピックに向け活動開始した若手チームです。クルーの八山がベストクルー賞を獲得。2位、渡辺/野呂(エス・ピー・ネットワーク)。ロンドンオリンピックキャンペーンでは同じ所属チームで別々のペアで活動していました。3位、石川/阿部(トヨタ自動車東日本/横浜市消防局)。このペアでインターハイ優勝している、今年の神奈川県国体代表選手です。

 2レース目以降はフリート全体をできる限り同数になるように4つのディビジョンに分け、2つのディビジョン毎にレースをおこないます。200度の風向が安定しているなか、徐々に風速が上がり、予定していた4レースが終了する頃には最大7メートル程度の順風で、うねりも入るコンディションのなかレースがおこなわれました。飯束/八山が抜群のボートスピードで他を寄せ付けず、オールトップフィニッシュ。渡辺/野呂がトップ2回2位1回、石川/阿部がトップ1回2位2回と社会人チームの3艇が学生とは違う走りをみせます。

 この社会人3チームに続くのは、山口/宮崎(明海大)。今年から明海大学のコーチに就任した脇永氏に鍛えられ、春の関東インカレ以降、急成長しています。クローズでのボートスピードは社会人上位チームと遜色ありませんが、コンビネーションやマーク回航の動作が、まだ荒削りのように見えます。今後のさらなる成長が楽しみなチームです。

 初日のレース終了後は、恒例のレセプションパーティーです。ビンゴ大会の目玉はノースセール製ジブセール。通常の1列そろえばビンゴではなく、N文字(縦、斜め、縦、計3列)になってビンゴ、さらに一発芸を披露すればジブセール獲得になります。

 昨年もNビンゴ獲得した谷口選手(早稲田大)と福田選手(法政大)が同時にビンゴ。両選手で芸を出し合い、会場にいる皆さんの拍手が多いほうが勝ちという事になりました。両選手のすばらしい戦いでパーティーは盛り上がり、最初の芸で劣勢だった福田選手が、起死回生で笑いを取りジブセールを獲得しました。

 2日目、前日よりも吹出しが早く200度、平均5m/sの順風、うねりも綺麗に入りダウンウィンドーではボートハンドリングで差がつくコンディションになりました。前日同様に社会人チームが学生を寄せ付けない走りで飯束/八山がオールトップ。渡辺/野呂が2-1-1、石川/阿部が1-2-2となりました。

 優勝は、エス・ピー・ネットワークの先輩を直接対決の3回すべてを打ち破った飯束/八山。準優勝、渡辺/野呂。3位、石川/阿部です。女子優勝は村濱/高橋(GlobalComService.Ltd/明治大)スキッパーの村濱選手は3連覇になります。


優勝の飯束/八山。リオ五輪に向けて活動を開始しています


女子優勝の村濱/高橋(写真中央)


2012関東470成績表

◎関東470協会
http://www.kanto470.org/

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