長い審問、最後は握手!レーザー4.7ワールド

  • 05
  • Apr

 アルゼンチン・ブエノスアイレス、レーザー4.7級世界選手権2日目。当地の宿舎は、ヨットクラブから1キロほどの街中にあります。今日もたくさんのサラリーマンが朝早くから出勤する中、公園でウォーミングアップを行いました。少しまわりの状況からは浮いているので、選手たちも初めは照れくさかったようですが、すぐに慣れてしまった様子です。(レポート/藤谷匠 JSAFジュニア・ユース育成強化委員会・ジュニアアスリート担当コーチ、写真/高橋昌威 JSAFジュニア・ユース育成強化委員会)


マーク回航は、別フリートも混じることもあり大混戦です

 今日は初め風向が安定せず、風速も5ノット以下のため女子のスタートが延期になりました。待機の間、みんなで大使館の水上大使から差し入れのランチパック(オニギリ、和食弁当)をいただきました。久しぶりに海苔のオニギリと和食の唐揚げが食べることができて選手たちは大喜びでした。

 その後、5〜7ノットの風が入り始めて女子2レース、男子2レースを行うことができました。今日の日本チームはみな良いスタートを決めていました。その後、レース展開も良く1上を国見が1位、林が3位で回航し期待しましたが、フリーで抜かれてしまいました。明日は今日の反省を活かし、順位を落とさないで欲しいと思います。

 今大会のスタートでは男女別の順、コース別設定等がスムーズさを欠き、トラブルを招いています。必ずと言ってよいほど女子と男子ブルーのフリートがアウターループでラップをします。ひどいときには全フリートがラップをしてしまいます。

 2日連続でこのようなことが起きていますが、運営側はこのまま続けるようです。フリートが重なると当然混戦状態となります。そこで重要になるのがポジショニングです。先の展開を見据え、自分がケースに巻き込まれたり、不利にならないようにポジショニングする必要があります。

 そして、そのような状況下で今日も樋口がプロテストを出されました。トルコから米国、チリ、シンガポール、日本の4艇に対してのプロテストです。内容は下マークのマークルームについてのプロテストでした。このケースが起きたときは抗議された艇以外にも多くの艇が混戦状態でマークに向かっていたためとても難しいケースでした。

 また、全員の主張する艇のポジションが違い、プロテスト委員会も何度も質問と協議を繰り返しました。幸いに高橋コーチがこのケースをカメラで撮影していたので最終的には写真でポジションを確認することになりました。見解としては他にも多数の艇がいて一概に抗議された艇が悪いとは言えないという理由で結局このケースは却下になりました。

 長い審問になりましたが、抗議した選手から最後に「私はこのケースで2、3点順位を落とし、不利益を被ったので抗議をしました。結果は却下になってしまいましたが、私の気持ちを理解して欲しい」との発言がありました。

 彼は順位を落として不運でしたが、自分の意見をしっかりと主張し1対4の審問を最後までやり抜きました。自分の権利を主張し1点、2点を貪欲に取り戻そうとする姿勢は日本選手も学ばなければならないと思いました。最後に全員で握手をして解散となりました。


笑顔の国見選手


いい走りを見せる林選手

◎ARGENTINA 2012 4.7 YOUTH WORLD CHAMPIONSHIP
http://www.laserworld2012.org.ar/

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