連載第7回 空飛ぶ日記「海外のモス野郎にパーツを奪われる」

  • 06
  • Jun

 押忍、編集長です。なにをどうしてかドタバタの毎日が続いています。先日は、じめじめしたデスクワークから逃げ出して葉山港へ。モスワールドで貸していた〈バルクヘッド号〉のパーツを取り付けたり、パンクしてしまった船台のタイヤの修理したり、現実逃避の時間をそんなことをして過ごしていました。海に出られないのは仕方ありません、うん。(BHM編集部)

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5月にやったのはこれだけ、か。photo by Junichi Hirai

 最初に断っておきますが、編集長はモスワールドに出場していません。なぜなら毎日レースの写真を撮っていたから。多くの方に「出ながら撮れば?」と言われましたが、そんなこと無理、無理。さらに、実を言うと編集長の腕前ではレース海面へ向かうのも困難なわけで、大会前後にコソ練できたらいいなぁぐらいに思っていました。

 しかし、大会前になると海外選手から「船台を持って行かねーからおまえの貸せ」「家にマストスタンプ(マストステップに似たパーツ)を忘れてきたから貸せ」、大会期間中は「おれのブームが折れちまったから貸せ」となり、あれよあれよという間に〈バルクヘッド号〉は骨骨しい姿に。

 モスに乗る奴らは世界共通で「まわりを巻き込むヨット馬鹿ばかりだな!」と、あきれを通り越して感心したりもしました。だいたい、家(ドイツ)に忘れてきたって、もし日本にパーツがなかったらどうするつもりだったの?

 というわけで、セーリングの前に船を元通りにしなければなりません。船のパーツは現物があるので良いのですが、問題はタイヤのパンクです。損傷がかなりひどく、チューブにあいた穴はふさげそうですが、タイヤ部分のヒビわれがあり、そのままの状態でアルゼンチンのモス野郎が使っていたものだから、キズが大きくひろがってしまっています。これは、買い換えた方が早くないか?

 しばし、どうするべきか、悩んでいたいたところ、おやおや、目の前をプロセーラーである、H先輩がモスをひっぱっていきますよ。先輩のモスは、モス協会のワールド向けトライアルで選ばれたヤングジェネレーションの選手に貸し出していて、大会後、船を受け取りに葉山港へやってきたのでした。

 その船をみると、モスの上に取り外したらしいタイヤが2つ載っています。
編集長:「おや、これは?」
H先輩:「あたらしいタイヤ(使いやすいファクトリーゼロ製)に交換したから、捨てるんだ」
編集長:「もしや、パンクしてるのは片方だけですか?」
H先輩:「そう、でも、あたらしいタイヤは大きさが違うから2個とも交換しないといけない」

 H先輩、ありがとうございます。編集長はラッキーなことにタイヤをゲットして〈バルクヘッド号〉に装着完了。1日の悩みがあっさり解決したのでした。というわけで、5月のモス練は実施できず。6月は乗りたいぞ、と思いながら、これからイギリス・ウエイマスへ旅立ちます。またね!

連載 バルクヘッドマガジン編集長の空飛ぶ日記
第1回「編集長の空飛ぶ日記、はじまります」
第2回「神様ありがとう、編集長は空を飛んだよ」
第3回「海に出たいのに出られない」
第4回「ものすごいスピードでドカーンと飛ばされる」
第5回「肩の靭帯が切れて凹む」
第6回「編集長、沼から地獄に流される」

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