連載第16回 空飛ぶ日記「海でひとり遭難したらマジどうする?」

  • 22
  • Aug

 夏本番、バルクヘッドマガジン編集長は西へ東へ。8月上旬の関東は長雨が続いて涼しかったようですが、編集長の行く場所はどこへ行っても高温多湿。ああ、テーザーワールドも蒲郡インカレも和歌山インターハイもめちゃ暑かったなぁ。。。ハーバーを歩けば殺人的な日差し、足元はアスファルトの照り返し。編集長は、グリルで焼かれた魚のように焦げてしまいましたよ。(BHM編集部)

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なかなかお目にかかれないバルクヘッド号と編集長の勇姿。このロゴを見かけたら、応援してくださいね。photo by Yuichiro Yamashita

 大きなヨットレースイベントが連続する8月です。取材撮影に忙殺されている毎日ですが、編集長の本業でもある「空を飛ぶ修行」を忘れたわけではありません。

 で、今回は、海上の緊急事態(エマージェンシー)について考えてみました。フォイリング・モスに乗り始めて1年半。素人がはじめた割には、めげずに続けていると思います。しかし、常に恐怖がつきまとうのが海上のトラブルです。特にモスの場合、ギアが故障したり、フォイルを破損したら、セーリングできないし、船はウンともスンとも動きません。本当に遭難してしまうのです。

 エマージェンシーの対策は、ひとり乗りセーラーの永遠の課題かもしれません。近くにサポートボートや救助艇がいるなら問題の多くは解決しますが、イージーセーリングを楽しむセーラーはそうもいきません。最悪の事態に備え、自分の命を自分で守るため、できるだけの準備をしておきたいものです。

 この連載当初、防水携帯を使ってみたら1回で壊してしまったことを記事で紹介しました。それ以来、編集長は防水パックに入れた携帯電話を持って海に出ているのですが、濡れた手で触ってもまったく反応しません。「持っていても意味ないじゃーん」と言われそうですが、持っていかないわけにはいかないのです。……だって、ひとりは怖いから。

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グローブをしていても使えるTORQUE G03を海上で使ってみました。実際に濡れたグローブでも画面タッチが可能でした。photo by Yuichiro Yamashita

最強スマートフォン「TORQUE G03」を持って空を飛んでみた

 そんな悩みを抱えていたところ、これは便利かも? というスマートフォンを使ってみる機会に恵まれました。耐海水試験に合格し、海でつかうことも前提に作られたTORQUE(トルク)G03は、高さ1.8mから鉄板・コンクリートへの落下も耐えるタフネス・スマートフォンです。

 この機種の特長は、防水、防塵、耐衝撃、耐海水、耐氷結、耐振動、塩水耐久、低圧対応、耐荷重、耐日射、温度耐久、防湿。とにかく強靭、強固なアウトドア向けのスマートフォン。HELLY HANSENとのコラボ端末が一瞬で完売したことも話題になりました。

 編集長が、特に気になったのは、耐海水性能で「グローブをした手で使用できる」という部分です。これって、モスで遭難しちゃうかもしれない編集長が求めていたものでは?

 で、TORQUE G03を借りてモスで飛んできました。スマホの保管場所はライフジャケットの胸ポケットです。さらにビブスを着るので、すぐに取り出せませんが、海にポロッと落とす心配はありません。

 さらにモスの特長というか、編集長の特長というか、よく沈するので、海中につかっている時間も長く、かなりの衝撃とともに船からドカーンと投げ飛ばされることがあります。本体が壊れないか心配していましたが、丸1日使った限りではまったく問題ありませんでした。

 さあ、これで緊急時の通信手段という悩みはひとつ解決しそうです。編集長が上手に飛べれるようになれば、必要なくなるのかな? と、考えて、そんな日が来ることはないな、、、と思い直しました。さあ、練習すんぞ!

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ふふふ。真夏なのに北東の風10〜14ノット。最高のコンディションでひさびさのフォイリングを楽しみました。1時間飛べただけで大満足なのです。photo by Yuichiro Yamashita

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TORQUE G03に内蔵されているセーリング専門アプリの「Sailor’s Log」(HELLY HANSEN/株式会社ゴールドウイン監修)。スタートラインの見通し線をコンパス表示で記録したり、自艇の航跡(トラッキング)を保存できる機能がついています。この日のバルクヘッド号の最高時速は37.8キロ(20ノット)でした

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海水でも大丈夫な防水性能だけにセーリングとの相性はばっちり。落下しても安心の耐衝撃性能もハーバーで役立ちそうです。photo by Yuichiro Yamashita

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水中でも撮影できるアクションカメラの機能もトライしてました。ノーマル(上写真)から広角135度のスーパーワイドにすればボート全体を撮影できます。photo by Yuichiro Yamashita

◎TORQUE G03 スペシャルサイト
http://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/torque/

連載 バルクヘッドマガジン編集長の空飛ぶ日記
第1回「編集長の空飛ぶ日記、はじまります」
第2回「神様ありがとう、編集長は空を飛んだよ」
第3回「海に出たいのに出られない」
第4回「ものすごいスピードでドカーンと飛ばされる」
第5回「肩の靭帯が切れて凹む」
第6回「編集長、沼から地獄に流される」
第7回「海外のモス野郎にパーツを奪われる」
第8回「ペットボトルがつかめない」
第9回「飛べばハッピー。フォイリング幸福論」
第10回「スターボードタックで飛び続けたら江の島に着いた」
第11回「モスに乗り始めて1年が経ちました」
第12回「ジュニアヨットからヒントを得た、かもしれない」
第13回「ノーズダイブを繰り返した後、天国への扉をノックする」
第14回「この風、飛べるの? 飛べないの?」
第15回「ネイサンのポートアプローチに漢気をみた」

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