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蒲郡ワールドまでカウントダウン!芦屋テーザー級西日本選手権レポート

 7月9日、兵庫県芦屋マリンセンター沖で「テーザー級西日本選手権」が開催されました。ワールド前の最後の公式レガッタとなった今回、例年を大きく上回る22艇が参加しました。(レポート・写真/日本テーザー協会)

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ワールド直前となったテーザー級西日本選手権に22艇が出場しました

 前日に行われたプロセーラーの本吉夏樹講師による練習会は、ワールド直前ということもあって、関西勢を中心に13艇が集まりました。午前中はボートセッティングやルールの講義、午後からは海上で1艇づつビデオ撮影を行いながら全艇のセーリングをチェックし、問題点を改善していくという丁寧なコーチングがおこなわれました。

 海上練習の後半には15ノット前後のシーブリーズが入り、絶好のコンディションの中、プラクティスレースが行われ、夕方からの懇親会も含めて大盛況のうちに幕を閉じました。

 ところが、レース当日はコンディションが一変。朝の時点では全くの無風で、昼過ぎにようやく入ってきた3〜5ノットの風で第1レースをスタートしました。

 レースはスローな展開で進みましたが、中盤で有利なポジションに入った伊藤/本吉が一気に抜け出し、第1マークをトップ回航。2番手は西のベテラン、池田/秋吉、3番手には昨年の西日本選手権覇者、本吉/三苫(昨年のクルーは安澤選手)でした。続くダウンウインドレグで本吉/三苫が2位に浮上、このままトップ3艇がリードを守り切り、フィニッシュしました。

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第1レース下マーク回航シーン

 続く第2レースは5ノット前後の風でスタート。強い潮流とシフトにより、アウターサイドでフリートの動きが止まった一瞬の隙を突き、伊藤/本吉が鮮やかなポートスタートで抜け出すと、それに合わせるように本吉/三苫もポートタックでフリートを抜け出し、ここから早くもこの2艇の一騎打ちの様相となりました。

 第1マークのトップは本吉/三苫。しかし、第2〜第3マークのレグで伊藤/本吉が逆転、本吉/三苫は再びオーバーラップ寸前まで追い上げるも、第5マークでS旗が掲揚され再逆転には及びませんでした。

 優勝は1-1のパーフェクトスコアでまとめた伊藤/本吉。2位には本吉/三苫、3位には前日の練習会での課題を上手く反映できたという、池田/秋吉が入りました。

 7月30〜8月6日に豊田自動織機 海陽ヨットハーバー(愛知県蒲郡市)で開催されるテーザー級世界選手権大会には、7月12日現在で95艇がエントリーしています。
http://tasarworlds2017.org

 自国開催のワールドということもあり、これまで他クラスで活動していた選手や、これを機に現役復帰した選手など、バラエティに富んだメンバーが数多く参加します。大会の様子はバルクヘッドマガジンにも掲載される予定ですので、ぜひご注目下さい!

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優勝の伊藤/本吉

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蒲郡までカウントダウン。レース前日は講習会もあり、ワールド直前集中トレーニングとなりました

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2017テーザー級西日本選手権成績表

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