真夏の江の島、ファイアーボール級ミッドサマーレガッタ・レポート

  • 26
  • Aug

 8月12日、江の島で「ファイアーボール級ミッドサマーレガッタ」が開催されました。台風の影響で急きょ2週間延期、1日開催となったため、夏にも関わらず少ない出艇数となってしまいましたが、1991〜1995年のファイアーボール級全日本選手権5連覇を果した伝説のペア・中野/安藤が久しぶりにレースに参加したこともあり、レースは大いに盛り上がりました。(レポート・写真提供/日本ファイアーボール協会)


江の島で開催されたファイアーボール級ミッドサマーレガッタ。サイドマークへ向かう4艇

 江の島で開催されたファイアーボール級ミッドサマーレガッタは、全3レース行われました。天気は曇り。終始不安定な微風が吹く中、順位の入れ替えが激しいレースとなりました。生憎のコンディションに加え、江の島トレーニングレースに相乗りする形での開催であったため、運営にとってもとても忙しいレースとなりました。

 スプリングレガッタ1〜3位であった石井/伊藤、石橋/鶴本、黒田/佐藤の3艇が揃った状況で第1レースがスタート。黒田/佐藤が勢いよくスタートするも、スタート直後に大きく右に触れ、N旗が掲揚されました。

 コースの打ち換えも完了し、全4艇揃った状況でレースが再開。レース再開後も風は安定せず、予測が難しい中、左振れを上手く拾った中野/安藤がなんと第1上マークをトップ回航。スプリングレガッタではスキッパーで参加していて、今回は運営艇に乗っていた松嶋も「誰よりも短いコースを走っていた」と驚きを隠せない様子でした。

 しかし、他の3艇も近年トップで戦ってきた意地を見せ、何とか2周目で抜き返します。2周目は左に伸ばした黒田/佐藤がトップで上マーク・サイド・下マークまで回るも、最後の上りで下ってしまい、石井/伊藤に走り抜かれて、2位でゴールとなります。スキッパーの黒田は「風が弱くてどこまで上していいのかの判断が難しかった」と本レースのコンディションの難しさを語りました。


優勝の石井/伊藤

 第2レース。引き続き、不安定な北風の中スプリングレガッタ優勝の石井/伊藤がトップで上マークを回ります。石橋/鶴本が2位で後を追うも、危なげない走りでそのまま最後までトップを守りきり、1レース目に続き、第2レースも1位となります。

 2レース目の途中で大幅に風が振れ、1レース目の1上と同様振れを中野/安藤が掴み、前を追っていた黒田/佐藤を追抜き、3位となります。今度はそのまま逃げきりフィニッシュ。「熱くファイアーボールに打ち込んでいたことを久しぶりに思い出した」と語る安藤。

 第3レース。南に風がまわり、少しだけ風が軽風まで上がり、風向も安定してきました。それでも実力通り石井/伊藤が先行してレースを進めます。しかし、1レグずつ黒田/佐藤がトップ艇との差を詰め、最終上マークでは2艇身まで差を詰めます。「3レース目石井/伊藤が勝ったら優勝が確定してしまうため、4レース目待たずに帰ってしまうと思ったので、絶対負けたくなかった」と語るクルーの佐藤。

 他艇が上マーク回航後即ジャイブして右海面に伸ばすも、黒田/佐藤はそのまま下り賭けに出ます。1艇クリーンな風の中ボートスピードを維持しつつ絶妙なポイントでジャイブが決まり、1艇身差で先にフィニッシュラインをきり、気迫の1位を勝ち取りました。

 「もう1レースやると思っていたからしばらく残っていた」と振り返るスキッパーの石井。最後まで気を緩めず待っていたものの、辺りが暗くなり雷が鳴り初めていたため、AP・H旗が掲揚され、3レースでミッドサマーレガッタは幕を閉じました。

 3レース目も中野/安藤は抜群のレグで、現役で活動している石橋/鶴本を抑え、3位をとりました。「平均年齢を引き上げてしまうが、全日本も出場できるように調整していきたい」と意気込む中野。それに対して「敵わないと思ってもらえるようにさらに練習していきたい」と語る鶴本。

 難しいコンディションの中、最終的には石井/伊藤が1-1-2位という安定した成績を残しスプリングに続き優勝しました。盤石の強さを見せつつも、不安定な風のお陰で順位が激しく入れ替わるレースとなり、とても見所の多いレガッタとなりました。

 ファイアーボール協会は他艇種で活動されている方の参加も歓迎しています。ワールドへも積極的に参加する活気あるフリートなので、興味のある方は、
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からお気軽にご連絡ください!


2018ファイアーボール級ミッドサマーレガッタ成績

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