熾烈な国取り、レーザーワールド6日目

  • 10
  • May

 レーザー級世界選手権6日目。南からの風が吹いて温かい中、順当に2レースを行いました。第11レースは10ノット前後でしたが、第12レースは時折雨雲が来ると15ノットを超える雨ブローが下りてきました。晴れ時々曇り、場所により雨という変化の多いコンディションです。雨が降っても温かかったです。(レポート/JSAFオリ特:斎藤愛子)


スタート前にスピードチェックする安田、城、南里。photo by Yoichi Iijima

 シルバーフリート・前日まで105位の南里は、1レース目を中盤前で走り、ライバル達との点差をつめたのですが、2レース目ではスタートで出遅れてしまい、その後もリズムがつかめません。ダウンウインドで抜いてきたのに、アップウインドでまたちぐはぐなコースになりがちと、不安げな走りに戻ってしまいました。1レース目は最後の最後まで前へ出る勢いがあったので、明日はその調子を崩さずに、思い切って進んでほしいものです。

 6つの国枠争いは点差の争いですが、南里は今日の40位が響いて、10番目に後退しました。逆転できない点差ではありませんから、明日は余計なことを考えず、平常心で思い切って2レースを戦ってしてほしいと思います。

 ゴールドフリートはスリングスビー(オーストラリア)が別格の1位で、2位はスティパノビッチ(クロアチア)、3位にミーグリ(グアテマラ)がつけています。中南米では、レーザーのユースチャンピオンシップ目指して選手の育成をし、そこから体格の良いアスリートタイプの選手をレーザースタンダードジュニア大会へと強化していきます。

 今回は軽風シリーズになっているので、こういったユースあがりの選手達が南里も含めて活躍しています。ベテランの永井が、「今は情報化が進み、どこの国の若い選手もみんなトップレベルの選手の映像が見られるから、それを真似てレベルアップしてきている」と、北京から4年での長足の進歩ぶりをコメントしています。

 アジア大会で永井とラジアルクラスで金メダルを争ったブーアロン(タイ)も得意の軽風でゴールドフリートの後半で粘っていることを見ても、アジアのレーザーレベルも高くなっていることがわかります。

 明日は今日と同じく南風、中風。無心で、顔をあげて前進するのみ。49er級が世界選手権(クロアチア)で枠を獲得したというニュースを聞き、うれしい思いです。レーザーも、明日、追いつきます。


シルバーフリートのスタート。photo by Yoichi Iijima


飯島コーチからアドバイスを受ける南里

◎レーザー級世界選手権6日目 170艇62か国出場
100位 南里研二 27-21-24-21-16- (52)-33-(49)-39-45-18-40
120位 安田真之助 40-(42)-38-28-(42)-11-33-20-20-11-8-40
127位 永井久規 29-43-16-41-36-48-(49)-(BFD57)-9-22-12-27
131位 ホール・イアン 36-28-(50)-40-41-37-20-(51)-33-16-16-21
134位 城 航太 33-31-44-49-47-19-(52)-44-24-20-6-37
161位 粟野和昭 54-50-55-(56)-48-52-50-BFD56-48-44-35-37-49

◎Audi Laser World Championship 2012
http://www.laserworldchampionship.com/

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