海の仲間へ、わたしたちができること

  • 09
  • Nov


災害のため東北地方のジュニアヨットクラブや高校、大学は、いま活動できない状況にある。海に東北セーラーの笑顔が戻ることを願う。撮影:平井淳一

サンケイビジネスアイ・コラム(35)
海の仲間へ、わたしたちができること

東北地方太平洋沖地震から3週間あまりが過ぎた。震災の被害はあまりにも大きく、被災地の方々が1日でも早く通常の生活に戻れることを祈るばかりだ。

震災後、セーラーたちの間では、仲間の安否を心配して情報が飛び交った。電気の通らない被災地からは、クルマの電源を使い、インターネットを通じて仲間の安否を全国に発信してくれるセーラーがいた。被災地へ食料や燃料など物資を届けるために何度もクルマを走らせたセーラーもいた。海という自然のなかで築いてきた仲間は、強い絆でつながっているのだ。

震災の影響は被災地周辺以外の海にもおよんでいる。全国でヨットレースの中止、延期が発表され、多くの海のイベントがストップした。もっとも関東地方では計画停電があったり、それに伴い交通状況が読めないこともあり、海のイベントを実施することはむずかしい。そのようななかで被災地のためのチャリティーイベント企画がいくつもでてきている。4月を過ぎれば海の様子も元気を取り戻すだろう。

また、津波によりマリーナやヨットハーバーなど多くの海辺の施設が破壊されてしまった。子供たちや学生が乗るディンギーは流されてしまい、ヨットクラブの艇庫に保管されていた艤装品などセーリングに必要なものはすべてなくなってしまった。

こうした状況を踏まえて、いつか海辺の町でヨットができるようになったときのために、自分たちが使っている船やセーリングに必要なものを送ってあげようという声も聞こえてきた。もちろん、いま被災地へ送るのではない。いつでも手助けできる準備をしておこうというものだ。被災地から離れたわたしたちのできるのは小さなことかもしれないが、近い将来、東北の海に笑顔が戻ってくると信じている。(2011.3 文/平井淳一)

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