明海大進撃、王手を掛ける同志社大へ切迫

  • 03
  • Nov

 11月3日、西宮で開催されている全日本インカレ3日目。よどんだ曇り空が広がる西宮沖は風弱く、海面はおだやか。遠くを見ると灰色の海とグレーの空に隔たりはないほど霞んでいて、風が吹き上がる気配はありません。9時30分過ぎ、4ノット前後の弱い風で第6レースがスタートしました。(BHM編集部)


大会3日目を終えて470級4位、スナイプ級1位。総合2位につける明海大。総合首位の同志社大との差は49点です。photo by Junichi Hirai

 最終日前日となる大会3日目は、全チームにとって重要な1日となります。この1日で差を広げるか、また追い上げられるかで最終日の戦い方が決まる、いうなれば勝負を掛けるべき1日といえます。しかし、無情にも決戦の舞台は微風。薄い灰色の海と空はブローが読みにくくし、神経の磨り減るレースとなりました。

 470級の第1マークであがったスピネーカーは、九州大、東北大、鹿屋体育大、金沢大。国立大ヨット部が大躍進です。続いて、明海大、慶應大、法政大、関西大がかたまって回航しました。しかし、上位校のスピンはなかなかあがりません。10位前後に同志社大のブルースピン、日本経済大のライトブルー+ピンクスピンがみえます。

 その後、風は徐々に落ちていき、ブラックフラッグにかかっていた九州大が失格となり、東北大がトップフィニッシュの大金星。さらに明海大が2位、慶應大が3位に入りました。明海大470は8-2-39位と微風戦をまとめることに成功し、前日7位から4位へアップです。

 遅れてスタートしたスナイプ級は、470級よりも風が落ちて第2上マークでコース短縮されました。こちらは、大阪大の上村/神原が二度目のトップフィニッシュ。また、注目の明海大は15-9-8位とまとめてスナイプトップを死守しました。

 暫定総合首位の同志社大は、連日の不安定な風でも崩しません。微風・軽風域のボートスピートに定評あるスナイプチームはもとより、今年は470級が爆発しています。第6レースを終えて268点でトップ。スナイプ陣も2位の日本大へ5点と迫る勢いで総合優勝へ王手を掛けました。

 微風の戦いとなった大会2日目、3日目とも、非常にむずかしいブローとシフトの読みが必要とされるレース内容です。前評判の高かった大学が成績をまとめらないことよりも、6艇がコンスタントに走れている同志社大、明海大を褒め讃えるべきでしょう。

 明日(4日)最終日は12時が最終スタート予告のため午前中の勝負に。1レースで終えるのか、2レースできるのかが重要となります。果たして、同志社大が逃げ切るか? それとも明海大が逆転するのか? それとも劇的なドラマが待っているのでしょうか? 西宮全日本インカレ最終日に注目です。


第6レースでトップを取った東北大。第1レグから見事なレース運びでした。photo by Junichi Hirai


大会3日目ダイジェスト。鹿屋体育大、慶應大、日本経済大主将のインタビューがあります。movie create by Kazushige Nakajima / Dailysailing.com


今年の同志社大はメインセールに校章(徽章)が描かれています。昨年に続き総合連覇なるか? photo by Junichi Hirai


苦戦を強いられている470級の日本経済大(10回出場で7回クラス優勝)。中風〜強風では敵なしながらも、微風・短距離というインカレ特有のレースコースに翻弄され、成績をまとめることができません。ほぼ毎レース、スキッパー、クルーを乗り換えながら戦っています。photo by Junichi Hirai


第6レース終了後、雨が降り出し、風はさらに弱まって陸上待機に。その後、風が吹く気配なく、午後1時半過ぎにレース中止が発表されました。photo by Junichi Hirai


大会3日目470級成績(第6レース終了時)
1. 同志社大 268p
2. 日本経済大 325p
3. 日本大 393p
4. 明海大 400p
5. 早稲田大 403p
6. 関西学院大 418p


大会3日目スナイプ級成績(第6レース終了時)
1. 明海大 267p
2. 日本大 345p
3. 同志社大 350p
4. 関西学院大 412p
5. 早稲田大 414p
6. 鹿屋体育大 426p


大会3日目総合成績
1. 同志社大 618p
2. 明海大 667p
3. 日本大 738p
4. 早稲田大 817p
5. 関西学院大 830p
6. 鹿屋体育大 1047p

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