日本王座を掛け73艇が鳥取境港に集結。第44回470級全日本選手権開幕

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  • Nov

 11月19日、鳥取県境港で470級全日本選手権が開幕しました。バルクヘッドマガジン編集長が境港を訪れるのは、2012年スナイプ全日本以来3年ぶりです。思い出すのは、強風とうねり、ハイクアウトコンテストとカニ。大会初日は期待を裏切らない、境港らしい特大のうねりが選手たちを迎えました。(BHM編集部)

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初日トップに立った前年度優勝の土居一斗/今村公彦。1レグ離す勢いで全3レーストップ。ナショナルチームの力を見せつけました。photo by Junichi Hirai

 本大会にエントリーしているのは73艇。そのうち女子チームが12、ジュニアカテゴリーが45チームが出場します。本大会は来年開催されるジュニアワールドの選考を兼ねていて、男女それぞれ上位2チームずつが代表候補となります。

 ジュニアワールド選考(24歳未満)となると、学連セーラーも多く、また伸び盛りの高校生も出場しています。エントリーリストから見て取れるのは、ベテラン色が薄まり、世代がぐっと若返ったということです。これは、少なくとも2020年東京五輪が関係しているだろうし、選手の心のなかにも五輪を意識して、くすぶるものがあるでしょう。

 選手の構図は、リオ五輪日本男子代表の土居一斗/今村公彦(チームアビーム)と五輪女子代表の吉田 愛/吉岡美帆(ベネッセホールディングス)が、実力・経験ともに優勝候補。そして、五輪を目標に活動する社会人と学生チームが後に続きます。

 大会初日は予選3レースがおこなわれました。前日に吹いた強風の影響で境港沖に大きなうねりが入りますが、風は12ノット前後。それほど強いわけではありませんが、このうねりが選手たちを苦しめます。そのなかで、ナショナルチームの走りはずば抜けていて、前年度全日本優勝の土居/今村が、1-1-1位で首位に立ちました。

 リオ五輪日本代表の土居/今村は、世界のなかでも強風域の走りには定評あり、吹いたら必ずといって良いほどトップ10に入る実力を持っています。初日のレースでは3レースとも独壇場となり、2番手に1レグ離し、また、後続フリートでスタートしたにも関わらず、約10分前にスタートした前方フリートに追いついてしまう場面もありました。

 明日大会2日目もフリートを2つに分けて予選がおこなわれます。470級全日本選手権は23日が最終日。新時代を築く若手470セーラーの戦いに注目です。

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開催地となる境港公共マリーナ。JOCナショナルトレーニングセンターに認定され、10月に新艇庫ができあがりました。photo by Junichi Hirai

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イタリアでのトレーニング、イスラエル世界選手権出場など東京五輪へ向けて活動する市野直毅/長谷川孝が暫定2位。3月から470クルーを務めた長谷川は国内大会初出場。photo by Junichi Hirai

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市野/長谷川と同点3位の吉田 愛/吉岡美帆。しまじろうのスピネーカーが境港の海に映えます。photo by Junichi Hirai

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暫定4位にはSPN所属の磯崎哲也/二神敏夫。二神は日本経済大の1年生です。出艇後、大波に巻かれディスマストのトラブルでスペアマストで戦いました。photo by Junichi Hirai

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境港といえばゲゲゲの鬼太郎の町。(作者)水木しげるロードには妖怪の銅像が観光客を迎えます。photo by Junichi Hirai

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そして秋の境港といえばカニ。夜のパーティでは1人1杯以上のカニが振る舞われました。ものすごい勢いで大量のカニを食べていた法政大チーム。photo by Junichi Hirai

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境港ヨットレース名物、富田博司先生率いる伝統和太鼓。かっこよかった!photo by Junichi Hirai

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2015年470級全日本選手権大会初日成績

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