微風戦大量DNF。同志社大が総合首位へ

  • 02
  • Nov

 11月2日、曇天の西宮沖は朝から北東風。風が徐々に落ちていく予報ですが、大会2日目第1レースは予定通りのスタート時刻、9時半に開始しました。(BHM編集部)


全日本インカレ大会2日目は微軽風で2レースを消化。DNF艇もあり成績が変動する1日となりました。photo by Junichi Hirai

 レース海面の西宮沖は、新西宮ヨットハーバーの防波堤をかわしてすぐの場所。陸に近くフラットな海面という特長があり、特に北東から北風の陸風では静かな海面が広がります。大会2日目は連休ということもあり、出場校の応援艇が増えて海上はにぎやか。多くの観衆が見守る中、2クラス72艇のレースが静かに進行していきました。

 レースが進むに連れて、予報通り風速は落ちていきます。第1レースこそ最大10ノット前後まであがりましたが、その後が続きません。第2レースがはじまる12時過ぎには、風が一段と弱くなりはじめ、途中ほぼ無風に近いサバイバルモードに。両クラスともトップ集団が抜け出し、470級は27艇フィニッシュ(DNF45艇)、第2上マークでコース短縮されたスナイプ級は36艇フィニッシュ(36艇DNF)という波乱がおこりました。

 インカレの場合、特に風が弱くなった場面で大量DNF(Did Not Finish)が発生することあります。昨年の琵琶湖大会では470級が大会3日目に50艇DNF、最終日に65艇がDNFとなり、成績に大きく影響したことが思い出されました。

 通常のヨットレースでは、レースキャンセルとなる場面ですが、実力差があるインカレではトップ集団だけが先へ先へと進んでしまいレース続行、フィニッシュ。後続艇はタイムリミット(本大会ではトップ艇フィニッシュ後20分まで)に掛かってしまうことが少なくありません。

 フィニッシュできなかったDNFの艇には、72+1の大量失点が加算されるわけで、これを「インカレとは、こういうものだから」で済ませるには、日本一を決める全日本選手権として残念な気持ちが残ります。戦いの舞台を演出するレース委員会の「選手たちに多くのレースを消化させてあげたい」という気持ちも当然理解でき、勝敗を見届ける取材者の立場としてもどかしさを感じました。

 さて、波乱ずくしのDNFをくぐり抜けたのは、昨年の覇者・同志社大です。件の470級第5レースを5、6、7位とまとめ、クラス首位にジャンプアップ。昨年の総合優勝メンバーが多く残る同志社470が爆発です。また、スナイプ級はこちらも3艇ともDNFを避けた明海大が引き続きトップをキープしています。

 4日間の折り返し地点を終え、連覇を狙う同志社大が総合首位に。大会3日目は現在のところ曇・雨・微軽風の予報。まだまだ波乱の予感がします。

◎全日本インカレ総合成績(大会2日目まで)
1. 同志社大 533点
2. 明海大 588点
3. 日本大 600点
4. 早稲田大 655点
5. 関西学院大 685点
6. 鹿屋体育大 861点


第4レースでトップを決めた同志社大・豊田艇。大会2日目は軽量女子チームの活躍が目立ちました。photo by Junichi Hirai


風の吹く気配なく14時15分にハーバーバックの合図。帰り支度を早々に終え、選手たちは明日へ備えます。photo by Junichi Hirai


大会2日目ダイジェスト。明海大、横国大、東北大主将インタビューがあります。movie create by Kazushige Nakajima / Dailysailing.com


大会2日目470成績
1. 同志社大 215p
2. 関西学院大 278p
3. 日本経済大 282p
4. 日本大 312p
5. 早稲田大 330p
6. 九州大 350p


大会2日目スナイプ成績
1. 明海大 235p
2. 日本大 291p
3. 同志社大 320p
4. 鹿屋体育大 320p
5. 早稲田大 327p
6. 関西学院大 340p


大会2日目総合成績

======================================
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
BULKHEAD magazine supported by
ベストウインド
パフォーマンス セイルクラフト ジャパン
SAILFAST
ウルマンセイルスジャパン
丸玉運送
ノースセールジャパン
フッドセイルメイカースジャパン
アビームコンサルティング
トーヨーアサノ
コスモマリン
Gill Japan/フォーチュン
JIB
一点鐘
エイ・シー・ティー
ハーケンジャパン
ファクトリーゼロ