微風シリーズに決着!おめでとう同志社大

  • 05
  • Nov

 11月4日、西宮全日本学生ヨット選手権最終日。前日の雨が上がり北東風が期待され、選手たちは2レース消化を願って出艇しましたが、西宮沖は灰色の海と空。吹き上がる気配がありません。6ノット前後の弱い風の中、苦しい最終日が始まりました。(BHM編集部)


最終日は470級1レースのみ。スナイプ級のレースはキャンセルに。微風シリーズとなった西宮全日本インカレ。photo by Junichi Hirai

 先にスタートした470級は、このシリーズのセオリーとなっているコースのエッジを狙って左右に分かれます。一発の大きなシフトを狙い、左右に走るブローラインを取りに行く戦略ですが、リスクが大きいことからヨットレースの定石とは言えません。しかし、72艇という大量艇数+ショートコースが採用されるインカレでは、上位グループで上マークを回航するためにこの戦略を使わなければ、這い上がることがむずかしい。当然、大逆転を狙う大学はエッジの逆転シフトを狙います。

 このように全艇同様リスクのある微風の戦いでも同志社大は崩しません。470級で逆転優勝を狙う日本経済大は、土居艇がトップに出るも後続が続かず。風はさらに弱くなり、第2上マークでコース短縮されました。同志社大は8-15-3位と3艇がまとまり文句なし。

 470級に遅れてスタートしたスナイプ級は風弱く、第1上マークの手前でレースはキャンセルされました。その後、海上で風待ちとなりましたが、南にまわって気温の上がった海面に風は吹かず。11時55分、本日レース終了のホーンがなり、同志社大の470級優勝、明海大のスナイプ級優勝、そして、同志社大の総合優勝が決まりました。


最終日ダイジェスト。同志社大の藤田主将、松田監督、明海大・伊東主将のインタビューがあります。また、西宮インカレの様子は11月16日深夜、フジテレビ「カレッジすぽると」でも放映されるとのことです。movie create by Kazushige Nakajima / Dailysailing.com

 選手、運営、関係者の願いは届かず、風に恵まれなかった「第78回全日本学生ヨット選手権」。この不安定な風のなかで同志社大、明海大は見事な戦いを見せました。彼らの戦いには誰もが納得したことでしょう。優勝おめでとう! 敗れた大学は、全員悔いが残るはずです。来年、ひとまわり成長した選手たちに出えるのを楽しみにしています。2014年全日本インカレは福岡・小戸で開催されます。

※インカレ関連の記事は、写真の整理できて落ち着いたらあらためて発表する予定です。お楽しみに。


出艇前の明海大470チーム。元気いっぱいでした。photo by Junichi Hirai


出艇前のスロープはにぎやか。応援団、チアガールも登場しました。photo by Junichi Hirai


4年生はこの大会が最後のレースです。いい仲間と出会えてよかった。この気持ちを忘れないでね。photo by Junichi Hirai


勝つのみ!photo by Junichi Hirai


微風の中、レースは静かに進んでいきます。470級はこの後も風弱く、第2上マークでコース短縮となりました。photo by Junichi Hirai


着艇後のハーバーは同志社祭りです。選手たちはお互いの健闘を讃え合い、応援に駆けつけたOBOGともに喜びをわかちあいました。photo by Junichi Hirai


胴上げされる同志社大・松田監督。今年度から就任した新監督です。コーチ陣をはじめ指導体制は昨年を引き継ぎ、プレッシャーに打ち勝ち連覇を決めました。photo by Junichi Hirai


スナイプ級優勝、総合準優勝の明海大。「優勝は4年前からの目標です。欠落することなく同じメンバーでやってこられました。目標がひとつ達成できてうれしい。チームのムードは最高でした。来年は、総合優勝を目指して仕切り直しです」(明海大・国府田監督)


470級優勝は1996年以来、総合は昨年に続いて二連覇です。優勝旗に同志社大の名がまたひとつ加わりました。photo by Junichi Hirai


470級優勝、総合優勝の同志社大。「この1年はいろいろなことがありました。シーズン途中は成績がでないこともあり順風満帆とはいかなかった。ここまでやってこられたのは、同期、後輩たちのおかげです。本当に感謝しています。17日に現地入りして準備を入念にできたことは自信になりました。二連覇できたことはうれしい。今はホッとしています」(同志社大・藤田主将)

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