後半戦突入、アイルランドISAFユース

  • 20
  • Jul

 7月18日、アイルランドISAFユース世界選手権5日目。例年、レイデー(17日)は大会開催国がツアーを企画していましたが、今年はマッチレースが企画され、「ヨーロッパVSその他」で開催されました。日本チームはレースには参加していませんが、国際大会ならではの国際交流もはかることができ、心身ともにリフレッシュできました。後半戦につながるレイデーでした。(レポート・写真/藤谷 匠 ジュニア・ユース育成強化委員会)

 明けて本日後半戦が始まり、各クラス予定通り2レースが行われました。420級男子・岡田組が4-8とシングルでまとめ8位に浮上、入賞圏内に入りました。


30カ国が出場する420級男子。フランス、オランダ、スペインが好調です。photo by David Branigan/ISAF

重コーチの420級レポート
 本日も西風でしたが、今までと違っていたのは気温が上がり、第8レースは8〜14ノット、第9レースは5〜8ノットまで風が落ちたことです。また、さらに向かい潮が強くなりました。
 男女ともスタートをしっかりと決め、8レース目は男子1位、女子5位で上マークを回航。女子は3位まで順位を上げましたが、男子は最後のランニングレグで、潮の有利な側と反対に行き、3艇抜かれて4位でフィニッシュ。最初のレースは今までと違い左右のシフトが少なく晴れていて比較的安定していたのでスピードに勝る日本チームには楽な展開となりました。
 第9レース目は、風が弱まり左にシフトした上に向かい潮が強くなり、スタートできずにいる艇が半数近くいる中、男女とも上側から悠々とポートスタートでスタートしていき、風の残っている右海面をうまく使いましたが、最初のレースでピンダウンしたままセットを微風用に変更せずに出たため、男女とも今ひとつスピードに乗り切れず、男子は8位でフィニッシュ。女子は大きく順位を落としてしまいました。
 多少のミスはあるものの、男子は、潮が強く、風にむらがあり、シフトも大きい海面の中をよくまとめて落ち着いたレースができるようになってきました。通算順位も4位艇まで7点差に迫り、虎視眈々と上位進出を狙っています。女子は世界の中で極度に緊張した展開を2回続けるという集中力に課題が残りますが、1回は目の覚めるような鮮やかなレースをやってくれるようになりました。
 両チームとも引き締まった非常に「いい顔」をしています。明日こそは男女そろって2本とも「よいパフォーマンス」を見せてくれるような予感がします。

中村健一コーチのRS:X級レポート
 風向250〜290度、風速10〜18ノット。これまでと同じようにシフティーで風の強弱の激しいコンディションでした。コースプランとして、右の風を使い左のブローで右に寄せる展開。
 倉持は出遅れスタートからの右展開で集団から一手遅れ、順位を後退してしまいました。次のレースも出遅れ、自分の思うコースに行けず、集団に合わせる形の展開となり中盤でのフィニッシュとなりました。コース取りも大切ですが、スタートはレース展開を大きく左右する大事なところであり、今日の倉持は自分のレースをさせてもらえない1日となりました。
 原は世界の走りについていけません。一生懸命走らせることに集中するあまり、マークを間違えるという手痛いミスをして8レース目はDNFとなってしまいました。気持ちをリセットして次のレースに臨み、よいスタートで1マークを10番台後半で回航しましたが、接戦に競り勝つことができず20番フィニッシュでした。残り3レースをがんばるのみです。

藤谷コーチのラジアル級レポート
 1レース目、風速6〜12ノット、2レース目は5〜15ノットとムラのある海面でした。戦略的には左の風を使い、左のブローで右に寄せる展開でした。
 1レース目、男子はスタートでエキサイトしてゼネリコを繰り返し、10艇がBFD(ブラックフラッグ)で失格になりました。北村はアウター寄りからスタートしましたが、左のブローで右に寄せる集団に合わせきれずに順位を後退させてしまいました。
 女子も1回ゼネリコの後すぐにブラックがあがりスタートしました。村山もアウター寄りからスタートしてそのまま集団をリードし、1マークを3位で回航、その後も得意のダウンウインドで順位を上げてトップフィニッシュしましたが、残念ながらBFDで失格(43点)となりました。
 2レース目も1レース目同様にゼネリコとなりブラックフラッグが上がり、BFDを恐れるあまり消極的になってしまい出遅れスタートになってしまいました。村山は良い走りをしていただけに悔いの残る結果になりましたが、上位グループで順位を上げられることができたので今後のレースでも十分に戦える自信がついたのではないかと思います。北村は2レース目にスタートをしくじりましたが、右のブローをうまくつかみ18位でフィニッシュすることができました。
 残りはあと3レース。自分たちの持てる力を十分に発揮して、シングルフィニッシュを目指します。


ロシアチームと交流


中山/眞鍋チーム

◎ISAFユースワールド成績 大会3日目
420級男子 30か国/30艇

 8位 岡田/飯島 5-16-(27)-1-25-7-7-4-8
420級女子 26か国/26艇

 21位 中山/眞鍋 23-24-22-21-24-4-(26)-3-22
レーザーラジアル級男子 59か国/59艇

 31位 北村 勇一朗 30-34-(46)-20-33-17-37-31-18
レーザーラジアル級女子 42か国/42艇
 29位 村山 仁美 27-28-19-25-22-35-24-(43)-35
RS:X8.5級男子 33か国/33艇

 22位 倉持 大也 10-10-15-10-14-21-(24)-19-17
RS:X8.5級女子 24か国/24艇

 原 百花 22-21-22-19-20-(24)-24-24-20

◎ISAFユースワールド2012
http://www.isafyouthworlds.com/

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