宇都・石田優勝!2019江の島インターナショナル14全日本選手権

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  • Nov

 10月26、27日の2日間、神奈川県江の島沖で「第43回インターナショナル14級全日本選手権」が開催されました。今年もK16クラスとの共同開催となります。今年も5艇エントリーがあり、当日は残念ながら4艇の参加となりました。前日の天気予報では2日間とも穏やかな風が予想され、運営泣かせになりそうな雰囲気が。。。(レポート/藤井義久、写真提供/海上さん、東海さん)


今年も江の島で開催されたInt14全日本選手権。豪ワールドを控え気合十分です

 以下、私の艇(藤井・平根艇)から見たレースの状況をお伝えします。

 26日の朝、江の島に行くと弱い北風が。そして出艇の頃には2m/s程度の西風に変わりました。この風に合わせて少し予定より遅れて予告信号が上がりますが、風が弱すぎて我々の艇はスタートラインにたどり着けそうにありません。1分前にはほぼ無風になりスタート延期に。助かりました。5分もすると風が吹き始め仕切り直しです。

 西間・柳沢艇が下から良いスタート、藤井・平根艇、宇都・石田艇が続きます。私は風が南に振れていくことを予想して早めに返し、他艇も合わせて来ます。

 その時点で1上はすでに12時に位置していましたが、予想に反し風は徐々に弱くなりながら西に振れ戻り、そのおかげで我々は先頭に立ちました。さらに風は弱くなるとともに、前日の台風21号のうねりもあって艇速は鈍り、気づくと左からのパフで2艇に抜かれてしまいました。

 宇都艇が1上をトップで回航、我々は何とか2番で回航しました。正三角形のコースは軽風でも大きなジェネカーを持つInt14には厳しく、サイドマークまでジェネカーを張り続けられたのは宇都艇だけです。

 97kgのクルーを要しても我々は直前にジェネカーをダウンせざるを得ず、おまけに潮流がきつくてマークタッチ。360度も大きく影響して遅れてしまいます。結局このレグで3艇は大きな差ができてしまい、このままの順位で第一レースを終えました。

 ここから、長~い風待ちが始まります。2時間の待ちを経てようやく吹き始めた南風のそよ風の中第2レースは14時頃スタート。

 風速は2m/sほどでじりじりした走りが続きます。スタートが悪かった我々は右海面に逃げますが、左が良く宇都艇が1上をトップ回航。我々は何とか2番で回ることができました。

 艇を代えて2回目の乗艇の西間艇は上り角度が出ずに苦労しているようです。先頭の宇都艇との差は僅かですが、風はさらに東に振れて3上への上りはほぼポートの1本コース。これで万事休するかと思われましたが、最後のフリーレグの途中でほぼ無風に。先に風を掴んだ我々が1着でフィニッシュすることができました。

 風待ちで時間を要したため。この日予定した第3レースは翌日に延期となりました。初日を終わって2位、1位で同点ながら暫定首位。この夜行われたK16クラスとの合同の懇親会では調子に乗って飲み過ぎました。


スタートシーン


優勝の宇都・石田艇

 日付が変わって27日。江の島に到着すると2m/s程度の北東風がコンスタントに吹いています。予報ではスタートの頃にはなくなるとの事。無風ノーレースなら優勝なので、風が無くても良いなどと不謹慎なことを願いながら海に出ます。

 あまりにのんびりしすぎていたため、運営の判断でK16を先にスタートさせて総じて遅刻した14のスタートラインへの到達を待っていただきました。運営の皆さん、申し訳ありません。

 この判断が良く、両クラス共に北東の風のままフルコースで第3レースを実施することができました。

 このレース、時折一人がトラピーズに出られる風でスタート。昨夜遅くまで艇のセッティングを実施していた西間艇が抜群のスタート。スピードと角度も改善され、1上マークをトップ回航しました。

 我々は前日の飲みすぎからか判断力が欠如! 大幅にオーバーセールしてこの日から参加の古垣・菊地艇にもかわされて4番目に1上を回ることに・・・

 あまりにトップと離れていたのでタイミングが分からないのですが、宇都艇が西間艇をかわしてトップに出ます。我々は3回目の上りで西間艇の前に出たのですが、2上手前でバテンが返っていないのに気づかぬまま走り続け再び3位に。最後まで追いつくことができずにレースを終わりました。昨夜の飲み過ぎを反省することになります。

 その後風は南に振れながらさらに弱くなり、風待ちに入ります。約1時間の後、南南東2m/sほどの風でスタート。ここでも西間艇のスタートが良く1上をトップ回航そのまま1下までトップをキープしましたが、マーク回航時にアンヒールで痛恨の沈。何かトラブルもあったようでリタイアとなりました。

 我々も宇都艇を追いますが、やんわり押さえられて追いつくことができません。おまけにフィニッシュ直前にジェネカーを上げたままアンヒール沈。その間に古垣艇に抜かれて3位となり、この結果順位が確定しました。

 このため第5レースをノーレースとして令和元年の全日本選手権は終了となりました。骨折のため出場できなかった萩原さん、来年こそは頑張ってください!

 さて、今シーズンのメインイベントは年末年始にオーストラリア・パースで開催される世界選手権です。今回参加したメンバーのうち5名、2艇が参戦する予定です。午後になるとフリーマントルドクターと呼ばれる海風が吹くこと有名な地方だけに戦々恐々としておりますが、頑張ってきたいと思います。

 今回の開催にあたりお手伝いいただいた県連、レースオフィサー、ジャッジの皆様、K16協会の皆様にお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。


集合写真


2019インターナショナル14級全日本選手権 成績

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