南里日本選手最上位へ。本日予選最終日

  • 07
  • May

 レーザー級世界選手権3日目。今日も弱い北風で2レースを実施しました。軽風が続く中で、南里が第5レースで17位をとりましたが、次のレースで51位とたたいてしまい、捨てレースを作ってしまいました。それでも、今日は黒旗ルールで失格になるライバル国が多かったおかげで、国枠とりは8位へと圏内に戻りました。(レポート/JSAFオリ特:斎藤愛子)


軽風が続くドイツ・レーザーワールド。背景には美しい菜の花畑がひろがります。phtoto by Wolgang Weber

 今朝もレースエリアへ向かう時には10ノット以上吹いているのに、スタート前になると6〜7ノットに落ちてしまいます。レース運営は湾内の風の通り道にうまくコースを設定しているので、両エンドの風が弱く、中央部分に帯状の流れがあります。

 上位に入る艇はこの道筋をしっかり見極め、集団の中でしっかり位置取りをしていました。第6レースではスタートから安田がいいサイドに寄せていくことができ、1上マークを2位で回る快走。そこから1下では5位だったものの、2上で右に出したのがはずれてしまい、それでも11位でフィニッシュしました。首の皮1枚で明日の予選最終日にかけます。城も別グループで第6レース、18位に入りました。

 今日はレース終了後にインポートレースと称するISAFランキング上位10名によるハーバー内での賞金レースがありました。微風の超ショートコースの争いでしたが、さすがトップ10の選手達だけに、スーパーボートハンドリングを集まった観客に見せつけました。

 タックの後に元のスピードよりも速くなってはいけないと規則にあるかもしれませんが、今日見た彼らのタックやジャイブは芸術です。ジュリーがペナルティーを出した瞬間から動きが止まってしまい、急につまらなくなりましたから、これをストップするような規則は、もしかしたらセーリングをつまらなくさせる要因なのではないかと思いました。

 でも、そこからまた躊躇することなく、フィニッシュまでロールタックを繰り返したオーストラリアやアルゼンチンの走りは見事としかいいようがなく、ジュリーも旗を水につけたまま、見逃していたのが印象的でした。凄いアスリート集団でした。これが世界の頂点かと!

 明日は予選最終日。まだシルバーフリートに届く可能性がみんなにあります。2レースをしっかりまとめて、何としてもシルバーフリートで決勝に入れるようにしなければ、代表選考は南里の独走で逃げ切られてしまいます。南里はゴールドフリートまで12点、自力でゴールドに入れば快挙です。明日が正念場です。

BHM編集部・注
 5月7日の予選が終わると決勝シリーズに移行します。選手は成績順にゴールド、シルバー、ブロンズのグループに振り分けられるため、例えば、南里選手がゴールドやシルバーに入り、他の全員がブロンズに落ちた場合などは、予選終了時点で日本人最高順位が決定することになります。さらに予選が終わった時点で五輪出場権利も獲得できていれば、日本代表候補が内定します。

◎レーザー級世界選手権3日目 170艇62か国
74位 南里研二 27-21-24-21-17- (51)
122位 安田真之助 40-(42)-38-28-42-11
125位 永井久規 29-(43)-16-41-37-47
129位 城 航太 33-31-44-(49)-48-18
135位 ホール・イアン 36-28-(50)-40-42-36
163位 粟野和昭 54-50-(55)-54-52-50


2月の国内ナショナルチーム選考で敗退し、一般参加する南里研二(19歳)。現在五輪出場枠獲得圏内です。photo by Yoichi Iijima


余興としてISAFランキング上位10名によるインポートレースが行われました。photo by Nils Bergmann


トップランカーの超絶テクニックに選手、観衆も大喜びです。photo by Nils Bergmann


RCレーザーのエキシビション・ミニレーザーレガッタもおこなわれました。photo by Nils Bergmann

◎Audi Laser World Championship 2012
http://www.laserworldchampionship.com/

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