中国ヨット協会からの招待状

  • 21
  • Feb

中国日照市のヨットハーバー。毎年、中国、日本、韓国による対抗戦がおこなわれている。撮影:平井淳一

サンケイビジネスアイ・コラム(49)
中国ヨット協会から届いた招待状

いま中国のセーリングが元気だ。2007年、はじめてアメリカズカップに参戦した中国は、セーリングの施設を開発、選手育成をすすめ、北京五輪ではセーリング競技10種目中2種目でメダルを獲得した。また、2011年10月にスタートするボルボオーシャン世界一周レースにも参戦し、次回アメリカズカップにも出場表明している。これだけ派手にセーリングを推し進めている国はアジアにない。

今春、日本セーリング連盟にヨットレースの招待状が届いた。送り主は中国ヨット協会。夏に中国で開催される3つの大会への誘いだった。そのうちのひとつ、中国日照市で開催される『中日韓キールボート親善レガッタ』に出場したことがある。2008年にはじまったこの大会は、中国、日本、韓国の代表3チームずつが出場し、全長10メートル、同一仕様のセーリングクルーザーで戦うヨットレースだ。

すべての競技艇は、大会主催となる中国が用意し、選手は着の身着のままで大会に出場すればいい。それだけでなく、宿泊費、食事、中国国内の移動もすべて大会主催者が用意してくれるという、至れり尽くせりのセーリングイベント。さらに優勝チームには、最高1万ドルが授与される賞金レースでもある。

3年前の大会では、中国、韓国チームをおさえて日本チームが優勝した。当時、中国のセーリング技術は未熟で、日本とはまだ差があるように思えたが、充実した船や施設、さらに国際大会を多く開催したいという中国ヨット協会の気合いがひしひしと伝わってきた。

ただし、中国では、施設が充実している反面、選手が同時進行で育っていない現状がある。いま育成されている選手は、海外からあたらしい技術を取り入れて世界へ進出して行くだろう。その時は、欧州主体のセーリングに風穴をあける存在になるかもしれない。(2011.6 文/平井淳一)

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