ユースアメリカズカップへ向け、第2回チームジャパン・クルー選考開催

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 10月8、9日、葉山マリーナで「レッドブル・ユースアメリカズカップ・チャレンジチーム 第2回選考会」がおこなわれました。この選考は、来年6月にバミューダで開催されるユースアメリカズカップ・日本チーム結成のための最終選考となります。(BHM編集部)

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ローイングテストでは2000メートルのタイムをテストします。選手たちのタイムは6分後半から7分台。2000メートル完走後は立ち上がれないほど体力を消耗し、選手の後ろには嘔吐用のバケツが用意されています。photo by Junichi Hirai

 このユースACの選考に、全国から6名の挑戦者が集まりました。集まった選手は、セーリング経験者はもちろん、ラグビー、アメフト、バドミントン他、さまざまな競技で活躍してきた10〜20代前半の男子5、女子1名です。

 第1回目より応募数こそ減りましたが、募集案内に現メンバーの平均身長/体重(180cm/80kg)を記載したことから、体力・体格に自信のある候補選手が集まりました。

 本選考の募集条件は、次の通りでした。
・19〜24歳(2017年12月31日時点)の男女
・日本国籍である(日本のパスポートを持っている者)
・ユースACが終了するまでチームのトレーニングを最優先できる者
・艇内でのコミュニケーションが取れる程度の英語力を有する者
・体格、体力に優れる者

 選考内容は前回に習い、陸上で体力テスト(ラン、腹筋・背筋・腕立て伏せ、ローイングマシン)、面接(日本語+英語)、セーリング実技がおこなわれました。

 バルクヘッドマガジン編集部は、2日間の選考を取材しましたが、第1回目の選考と比較してみて、よりパワフルさが際立った印象があります。

 2日間とも一時的に強雨となる不安定な天気だったため、テストを延期する場面もありましたが、候補選手たちの行動から、挑戦する覚悟や熱意が伝わってくる選考内容でした。

 日本ユースチームによれば、選考の結果は早い段階で発表し、今冬から予定されている集中トレーニングへ備えたい、とのこと。来年6月の本番に向けてエンジンがかかってきました。

◎ユースアメリカズカップ 日本チーム
・國米 創(アレックス)
・三瓶笙暉古(フェデリコ)
・森嶋ティモシー
・宇佐美翔大
・小泉維吹
※上記メンバーに第2回選考の合格者が加入します。

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シンプルながらも結果に差が出る基礎体力テスト。マリーナ敷地の一部を借りておこなわれました。photo by Junichi Hirai

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一定区間を反復するランテスト。リズムに合わせて走りますが、テンポが徐々にあがるので、スピードアップを強いられます。photo by Junichi Hirai

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セーリングテストはヤマハ30Sを使っておこなわれました。クルーザー初心者もいるため、セーリングスキルだけがテストの焦点ではありません。コミュニケーション力、適応力、理解力、行動力などがチェックされます。photo by Junichi Hirai

レッドブル・ユースアメリカズカップとは?

 2013年に第1回が開催されたユースアメリカズカップは、アメリカズカップの流れに組み込まれるユースイベントです。次回開催は2017年6月に開催されます。

 アメリカズカップ挑戦チームは、必ずユースチームを作り出場しなければならないため、(オラクルUSA、チームジャパン、BAR、アルテミス、ETNZ、グルーパーマの)6チームの出場が確定しています。さらに計画では10チームのエントリーを集め、合計16チームでおこなわれる予定です。

 現在、発表されているスケジュールでは、来春バミューダに集まり、5月後半から6月初旬まで公式トレーニング。その後、16チームを2グループに分けて、それぞれ2日間の予選がおこなわれます。ここで両グループの上位4艇が選ばれ、6月21、22日に決勝がおこなわれます。

 ユースACで使われるボートは、現在アメリカズカップ・ワールドシリーズで採用されているフォイリング・カタマランのAC45F。乗艇するには6名/480キロという制限があります(ここでクルー選考で案内された平均身長体重「180cm/80kg」が関わってきます)。

 ワールドシリーズ最終戦となる福岡大会までは、同艇でのトレーニングができないため、各チームは欧州を転戦するGC32サーキットやエクストリームセーリングシリーズに参加する、というトレーニングを取り入れています。

 日本も同じように、GC32レーシングツアーに出場する〈マンマユート!〉にジョイントして、セーリングの練習やショアの手伝いをしながらフォイリング・カタマランのスキルを高めている他、国内では、葉山や江の島でディンギーやカタマランを使って練習しています。 

 日本チームは手探りで活動を開始していますが、これは、世界各国のチームも同じこと。なぜならフォイリング・カタマランでレースをしたことなどほとんどのセーラーは経験したことがないからです。スタートラインは全チーム同じ。ここから日本チームがどのように成長していくのか、たのしみにしたいと思います。

◎Red Bull Youth America’s Cup
http://red-bull-youth.americascup.com/

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6名が挑戦したクルー選考。ユースAC日本チームは「早い段階で選考結果を発表して、一緒にトレーニングを開始したい」とのことです。photo by Junichi Hirai

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