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バルクヘッドマガジン新連載「編集長の空飛ぶ日記」はじまります

新年早々の発表以来、全国へ話題をふりまいてしまった編集長の「モス乗る」宣言。その反応は想像以上で、どこへ行っても、メールでも、フェイスブックでも、家族から、はては親類の会合でも質問攻めにあっています。ちょっと大それたことしちゃったかなぁと思いながらも、空を飛ぶ妄想は膨らむばかりです。(BHM編集部)

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艤装(練習)を終え、うれしくってニヤニヤしながら自撮りする編集長。昨年折った前歯は差し歯に改造しました。photo by Junichi Hirai

船を買いませんか? とメールが来たのは昨年末のこと。ぼけーっと考えること5分。よし、やるか! 家族に相談することもなく、衝動的にモスを手に入れる決断をくだしました。でも、いいんです。チャンスは、何度もめぐってくるものではありません。こういうのって勢いが大事。編集長は、空を飛ぶ決意を固めたのでした。

しかし、モスを手にしたからといって、すぐ乗れるものではありません。思えば、編集長とモスの戦いは、2012年10月にさかのぼります。浜名湖で開催されたモス全日本選手権の風待ち中に、選手たちに誘われて挑戦しましたが、まったく飛べず。浜名湖を水泳して試乗を終えました。当時の失態が身にしみているだけに、そうカンタンじゃねーぞ、ってことは十分承知しています。

まず、艤装からしてさっぱり分かりません。モスの艤装は、セールにマストを通してセールアップすることからはじまります。ラダーやダガーは、陸上で船を横倒しさせないとセットできません。「海に出る前に艤装練習したほうがいいですよ」という先達の言葉通り、年末年始はハーバーでコソ練(コソコソ練習するの意)していました。

さらにウエットスーツやブーツ、ライフジャケット等ディンギーウエアは何ひとつ持っていません。何から何まで準備不足です。なんたって5分で決めた覚悟ですから。年明け早々、近所のSAIL FAST社へ行ってディンギーウエアを大人買いしてきました。

さいわい編集長の住む葉山周辺には、ヨット馬鹿よろしく奇異なセーラーがごろごろいるので情報には事欠きません。しかし、モスのことを話すと、驚き顔、あきれ顔、心配顔で「これは脅し?」とも思える危険アドバイスを受けるのです。

・ココとココには体重をかけないように。壊れます
・3カ月続けられたら大したもんだ
・乗る時は必ず手袋着用。ダガーのエッジで手をスパっと切る
・チンで踏ん張っても無意味。素直に吹き飛ばされないと危険
・モスを組み立てるのは、えらく面倒なことだ
・出艇するのがいちばんむずかしい。着艇はもっとむずかしい
・ハイトアジャスターのセッティング超重要、超敏感。
・遅いとラダーは効かないよ
・ティラーを1回転させるだけで、飛び方がぜんぜん違ってくる
・船の上だと何もできない。エイトノットすらできない
・ワールド出る気?
・乗らなくなったら私にください。タダで。

むむむ。。。いったい、どれだけハードルがあるんだ?

ということで、バルクヘッドマガジン新連載「編集長の空飛ぶ日記」をはじめることにしました。初心者セーラーとしてモスと付き合っていきますので、みなさん、あたたかく見守ってください。

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モスは横倒ししてラダーとダガー(センター)をセットするんです。艤装後の総重量は30キロ(軽!)。風のないところで艤装しないと飛んでいっちゃいます。photo by Junichi Hirai


モスビギナーのバイブル、ネイサン・アウタリッジ先生の艤装ガイドです。編集長は毎日繰り返し見てます

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