クロアチア49er級世界選手権4日目レポート

  • 12
  • May

 49er級世界選手権4日目。昨日までで予選が終了し、本日からゴールドフリート(上位25艇)でのレースがはじまりました。非常にレベルが高く、少しのミスも許されないレースです。見ている方もワクワクしますが,戦っている選手はもっと楽しいはず。本日も昨日までと同様、風速3〜5メートルのフラットなコンディションで3レースが行われました。(レポート・写真/JSAFオリ特:関一人)


攻める戦いを見せる牧野/高橋

 1レース目、ゼネラルリコールの後、ブラックフラッグであるにも関わらず、ライン中央から素晴らしいスタート。その中でも30センチ程度、バウを出してスタートしていきました。しかし、これが仇となり、1艇のみリコールを取られ、BFD。着順が9位であっただけに残念な結果ですが、苦手なスタートを克服したい気持ちのこもったスタートでした。

 2レース目はこの海面には珍しく、シフトの入る海面となり、順位がめまぐるしく入れ替わるレースになりました。1上マークを5位で回航しますが、ダウンウインドで集団が下マークから見て右海面を選択していく中で左海面を選択。ビリから2番目まで順位を落とします。ダウンウインドで左海面を選択した艇は3艇でした。

 1上で自艇が右海面を選択して、5位で回航したのに逆海面を選択するという、セオリーに反した行動を取ってしまったことが原因でした。

 ヨットレースでは、攻めることは必要なことだと思いますが、賭けをすることが攻めることではありません。刻々と変わる状況でどういう判断をしていくか。ほんのわずかな違いで選択が変わってきます。

 これもヨットレースの醍醐味かもしれません。今日の牧野、高橋組が素晴らしかったのは、この失敗を認め、1から海面を見てコースの選択ができたこと。結果的には2上で10艇を抜き、13位でフィニッシュしました。

 3レース目はスタートで船をしっかり止めることができず、ボートタックでの出遅れ最後尾スタート。最初は目を覆いたくなる局面でしたが、今日の牧野、高橋組は違いました。前の船のバウの向きを参考にしながら風の振れを予測。リフトブローをうまく使い、1上を5位で回航。ランニングで2艇に抜かれましたが、2上で抜き返し、最後は世界チャンピオンのオーストラリアとバトルを繰り広げながらも順位を守りきり、そのままフィニッシュ。

 スタートは悪かったのですが、不思議と見ていて安心できるレースでした。「悔しい、負けたくない」気持ちを強く持ち、「冷静に淡々と自分のレースをする」ことができていると感じられたからかもしれません。

 本日の成績はBFD-13-5。失格があっても総合順位は1つ上がり、21位です。オリンピックを見据え、前を見て、上位を目指し明日も戦いに臨みます。

◎2012 Seiko 49er World Championship(ライブやってます)
http://www.49erworlds.org/

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