カレッジセーリングに見るパワフル女子

  • 08
  • Apr

※サンケイビジネスアイ紙で連載していたコラムを紹介します。


葉山沖で開催された全日本女子インカレ。真っ黒に日焼けした女子セーラーが学生日本一を競い合った。撮影 平井淳一

サンケイビジネスアイ・コラム(61)
カレッジセーリングに見るパワフル女子

 山ガール、釣りガールといったアウトドア志向の女性がスポットを浴びている昨今、マリンスポーツ界の女性も元気だ。セーリングも同じように、いま女子選手が注目を浴びている。9月中旬、今年で20回を迎える「全日本学生女子ヨット選手権」が、神奈川県葉山町で開催された。

 セーリングの歴史をひもとくと、日本ではカレッジセーリングを主体に盛り上がってきた。学生選手権、いわゆるインカレがはじめて開催されたのは1933年のこと。インカレは今年で76回を迎えるが、その歴史に女子が登場するのは最近のことになる。大きなきっかけとなったのは、1996年アトランタ五輪で重由美子・木下アリーシア組による銀メダルの獲得。以降、女子セーラーが増え、選手のスキルも飛躍的に向上した。

 いまでは、種目によって男子と女子の力量差がほとんどなくなり、男女混合で競われる全日本選手権で女子が優勝することもあるほど。男女が同じ土俵で戦うスポーツは珍しく、さらに女子が男子に勝るような競技はなかなかないだろう。これがセーリング競技の特徴であり、魅力でもある。

 全日本学生女子ヨット選手権には、全国予選を勝ち抜いた女子セーラー約70名が集まった。真っ黒に日焼けした女子大生は美白ブームとはほど遠いが、懸命に練習をしてきた証でもある。大会は3日間行われ、2年連続で関西学院大が総合優勝に輝いた。

 夕方からおこなわれた表彰セレモニーに、選手たちは正装で出席した。海ではメイクもそこそこに機能性重視のマリンウエアに身を包んでいた選手たちは、結んでいた髪を下ろし、化粧をして、ブレザーとスカートに着替えた。失礼ながら、海の上で見る姿とは別人のように見える。ヨットハーバーが、彼女たちの笑顔で一気にはなやかになった。(2011.9 文/平井淳一)

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