オーストラリアレーザー選手権、ゴールドFへ

  • 03
  • Jan

オーストラリアレーザー選手権4日目(1月2日予選最終日)。本日の2レースで予選が終わります。ゴールドフリート入りは見えてきたものの、トップグループとの攻防から多くを学びたいところです。今までのレースでは第1マーク10位以内というレースの割合が少なく、上位を追いかけるといった展開です。トップ10位以内の上位選手の走り、レース運びと比較し今日から再挑戦です。(レポート・写真/佐々木共之 JSAFジュニア・ユース育成強化委員会委員長)


接戦で上マークを回航する土居

◎第7レース
多田は、今大会のスタートの位置取りとその後の加速がよく好調ですが、課題はファーストタック後からの走りとコース引きです。このレースではレース前の走り合わせでしっくりいかないままのレースとなり、集団と共に走りきることができず、タックの回数が増えます。フルパワーの風域で高さをキープしつつ前に出せる走りをしたいところです。多田は、このレース18位と捨てレースにしてしまいました。

土居はスタート時の加速が少し遅く、スピードに乗りきれていません。位置取りは良くなってきたものの、スタート号砲時に加速しきれていないことから、自分の考えているファーストタックまで行けないという状況が増えています。位置取りからの加速、下艇・上艇との距離の保持を課題にして挑戦です。第1マークのアプロ―チ、右サイドに向かう集団に付いて行けず11位回航、その後2艇に抜かれ13位でした。

◎第8レース
7レースのレース展開から個々の課題を知らせ、再チャレンジです。第1マーク付近での風向は、岸に近づくにつれ右にベンドする傾向。その中での位置取りが課題ですが、スピードのアドバンテージがない分、選手は苦しい戦いの様子です。

多田は1レースをこなしてバランス取りが良くなったことと、セールを出し過ぎずに帆走出来たことで、上りの走りが安定しました。第1マークを10位で回航、フリー帆走で2艇に抜かれるものの順位を維持し12位。

土居は果敢にスタートに挑戦しますが、まだスタート号砲時のスピードが足りません。数10秒後にタックしてフレッシュウインドを目指します。その後振れに合わせてタックをおこなうものの、行きたい右方向に今一歩出すことができません。トップ集団に続き12位で回航、その後フリーで1艇抜き前方の集団に近づきますが、下マーク回航のロスから直前の艇を抜く事ができませんでした。くやしい11位でフィニッシュ。

この風域では第1マーク回航時のトップから20番くらいまでは接戦状態です。この中でシングル入り出来るスピードとコース引きが彼女達の越えなければならないハードルです。

予選シリーズ8レースを終えゴールドフリートには問題なく入れましたが、惜しむらくは10番以内での戦いができていません。決勝ではさらに混戦になります。目標は10番から15番以内のレースです。レース状況を整理して、さらに上を目指せるように努めたいと考えています。


明日に備えて元気に食事です。「明日からゴールドフリートなのでレベルは高くなりますが、あわてずに予選から課題としている『タクティクス』を考えながらレース展開できるようがんばります」(多田。写真左)。「予選10番台前半を目標にしていただけに悔しいです。今までの8レースでは大事な場面でミスを複数回してしまい、順位を落としました。決勝シリーズではミスを減らし、15番以内をキープできる走りをします」(土居)

◎AUSTRALIAN LASER CHAMPIONSHIPS成績
18位 土居愛実 8-(17)-11-8-12-11-13-11 74p (女子5位)
21位 多田桃子 13-9-8-14-10-15-(18)-12 81p (女子6位)

◎2012 AUSTRALIAN LASER CHAMPIONSHIPS
http://www.rqys.com.au/index.php/2012-australian-laser-championship/

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