【SWC蒲郡】470磯崎・高柳が銀、今村・外薗が銅。女子の吉田・吉岡が銀メダルを獲得

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  • Oct

 10月22日、日本初開催の「セーリングワールドカップ 愛知・蒲郡大会」が最終日を迎えました。台風21号接近に伴う暴風警報が発令されたため、RS:X級男子と470級男子の決勝レースが中止となりましたが、日本選手が4種目で表彰台に上り、銀、銅合わせて5つのメダルを獲得する活躍を見せました。(レポート/西朝子)

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銀メダルの磯崎哲也/高柳彬、銅メダルの今村亮/外薗潤平。ベルチャー/ライアンが金メダルを獲得しました。photo by Junichi Hirai

 大会最終日はレーザー級、レーザーラジアル級、470級男女、そして前日延期になったRS:X級男子のメダルレース(決勝レース)が予定されていましたが、大型の台風21号の影響で470級男子とRS:X級男子のレースが中止となり、2種目は昨日まで行われたオープニングシリーズ(予選シリーズ)の成績が最終成績となりました。

【470級女子】
 この大会がリオ五輪後の復帰戦となった吉田愛/吉岡美帆は、手堅いレース展開で3位となり総合2位、銀メダルを手にしました。優勝は現世界チャンピオンのポーランド、Skrzypulec/Mrózek Gliszczynska組です。

【470級女子2位:吉田愛/吉岡美帆のコメント】
「1年近くヨットに乗っていなかったので、レース感が鈍っているところもありました。それでも1レース目から手応えを感じ、メダルに繋がったことで、改めて東京五輪を目標にすることができた大会でした」(吉田)
「久しぶりに愛さんと乗りましたが、久しぶりという感じはしませんでした。愛さんが出産するまでは、ほかの人と乗り、自分たちが課題とする軽風の練習をしてきました。今大会は軽風が多かったので、その経験をうまく活かせたと思います」(吉岡)

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銀メダルを獲得した吉田/吉岡。photo by Junichi Hirai

【470級男子】
 10艇で行われるメダルレースのうち、半分の5艇の日本チームが出場した470級男子は、メダルレース直前に暴風警報が発令され、レースはキャンセルされました。その結果、前日まで行われたオープニングシリーズ(予選シリーズ)の成績が最終結果となりました。

【470級男子2位:磯崎哲也/高柳彬のコメント】
「今回は2018年ナショナルチームを決める選考レースだったので、レースで勝つことと同時に、日本の中で一番になることも頭に入れて戦いました。トップに立ってから、国際大会のプレッシャーと緊張で守るレースをしてしまったのが最終的な順位になったと思います」(磯崎)
「今回のワールドカップには今まで出ていないチームもいたので、彼らがどんなレースをするのか見ることができました。苦しい場面でもしっかり上がってくる戦い方を見て、自分たちもそうできるようになりたいと勉強になりました」(高柳)

【470級男子3位:今村亮/外薗潤平のコメント】
「ナショナルチームの選考も兼ねていたので、日本人の中で1番になることを目標としていました。1番になれませんでしたが、メダルを獲れたことはとても嬉しいです」(今村)
「僕たちはどちらかといえば軽風が得意。今大会は軽風シリーズだったので、そこで結果が出たのは良かったです。ただタックポイントが少し遅れたりなど、細かいミスで順位を落とすこともありました。26日から始まる江の島オリンピックウィークに向けてしっかりと改善していきたいです」(外薗)

【レーザーラジアル級】
 レーザーラジアル級のメダルレースは嵐の前の静けさなのか、海上での風待ちの後、軽風コンディションで行われました。優勝したのはリオ五輪の銅メダリスト、デンマークのAnne-Marie Rindomです。

【レーザー級】
 難しいコンディションの中で行われたレーザー級メダルレースは、リオ五輪金メダリストのTom Burtonが3位。現世界チャンピオン、キプロスのPavlos Kontidesが2位。リオ五輪銅メダリスト、ニュージーランドのSam Meechが優勝です。今大会最大50艇が参加したクラスは実力者が上位を独占しました。

【RS:X級男子】
 今大会、天候の最も奔走されたのがRS:X級の男子でした。最終日も長い待ち時間の後、メダルレースの中止が決定しました。富沢慎は4位でワールドカップシリーズを終えました。

 豊田自動織機 海陽ヨットハーバーで6日間に渡って行われた日本初開催のW杯は、49erFX級の原田小夜子/永松瀬羅(共に豊田自動織機)と470級男子で今村亮(一宮グループ)/外薗潤平(JR九州)が銅メダルを、RS:X級女子の大西富士子(ホマレ電池)、470級男子の磯崎哲也(エス・ピー・ネットワーク)/高柳彬(日本経済大学)、そして470級女子の吉田愛/吉岡美帆(共にベネッセホールディング)が銀メダルと獲得するなど、日本人が大活躍しました。


大会6日目最終日 ハイライト映像

セーリングワールドカップシリーズ蒲郡(ニュース、成績、フォトギャラリー等)
http://swc-gamagori.jp/

セーリングワールドカップ 愛知・蒲郡大会 最終成績
470級男子(参加24艇 12カ国 7レース実施)

2位:磯崎 哲也(エス・ピー・ネットワーク)/高柳 彬(日本経済大学)
3位:今村 亮(一宮開発グループ)/外薗 潤平(JR九州)
4位:土居 一斗(アビームコンサルティング)/木村 直矢(アビームコンサルティング/日本大学)
6位:高山 大智(YAMAHA Sailing Team‘Revs’)/今村 公彦(YAMAHA Sailing Team‘Revs’)
8位:市野 直毅(所属なし)/長谷川 孝(横浜ゴム)
16位:河合 龍太郎(三井住友海上火災保険)/中澤 太郎(三井住友海上火災保険)
19位:神木 聖(YAMAHA Sailing Team‘Revs’)/疋田 大晟(YAMAHA Sailing Team‘Revs’)
24位:小泉 颯作(トヨタ自動車東日本)/野田 友哉(日本経済大学)

470級女子(参加14艇 7カ国 7レース+メダルレース実施)
2位:吉田 愛(ベネッセホールディングス)/吉岡 美帆(ベネッセホールディングス)
11位:林 優季(明海大学職員)/西代 周(明海大学職員)
12位:山本 佑莉(鳥取県セーリング連盟)/斎藤 由莉(早稲田大学)
13位:宇田川 真乃(YAMAHA Sailing Team‘Revs’)/関 友里恵(YAMAHA Sailing Team‘Revs’)

49er級男子(参加20艇 11カ国 9レース+3メダルレース実施)
14位:古谷 信玄(エス・ピー・ネットワーク)/八山 慎司(エス・ピー・ネットワーク)
15位:高橋 稜(オークランド大学)/小泉 維吹(早稲田大学)

49erFX級女子(参加9艇 5カ国 8レース+3メダルレース実施)
3位:原田 小夜子(豊田自動織機)/永松 瀬羅(豊田自動織機)
4位:波多江 慶(豊田自動織機)/板倉 広佳(豊田自動織機)
7位:山崎 アンナ(ノエビア/日本体育大学) 高野 芹奈(ノエビア/関西大学)

レーザー級男子(参加50艇 23カ国 8レース+メダルレース実施)
17位:瀬川 和正(鳥取県立米子産業体育館)
38位:南里 研二(三重県体育協会事務局)
47位:樋口 碧(神奈川県セーリング連盟/エニタイムフィットネス関内)
49位:北村 勇一朗(関東学院大学)

レーザーラジアル級女子(参加35艇 21カ国 8レース+メダルレース実施)
26位:多田 桃子(三重トヨタ自動車)
28位:冨部 柚三子(福井県体育協会)

RS:X級男子(参加19艇 9カ国 5レース実施)
4位:冨沢 慎(トヨタ自動車東日本)
13位:池田 健星(明治大学・KAYA)
16位:倉持 大也(福井県体育協会)
17位:尾川 潤(島精機製作所)
19位:福村 拓也(豊田自動織機)

RS:X級女子(参加13艇 6カ国 6レース+メダルレース実施)
2位:大西 富士子(ホマレ電池)
5位:小嶺 恵美(一宮開発グループ/ジェイウィルコーポレーション)
8位:伊勢田 愛(福井県体育協会)
11位:須長 由季(ミキハウス)
12位:松浦 花咲実(大阪学院高等学校)
14位:山辺 美希(サガミ)

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