【テーザー】蒲郡に良風。トップはオーストラリア。佐藤/村岸、総合6位へ

  • 02
  • Aug

 8月1日、蒲郡で開幕した「テーザー世界選手権」レース初日。いよいよ海上決戦の幕が上がりました。この日は西よりの風10〜16ノットのコンディションで3レースが実施され、オーストラリアのベテラン、ヘザー・マクファーレン/クリス・ペインが2位、5位、3位と手堅くまとめ、10ポイントでトップに立ちました。(レポート/西 朝子 テーザーワールド実行委員会)

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多艇数の一斉レースが少なくなっている昨今、97艇によるレースは圧巻です。photo by Junichi Hirai

 ロサンゼルス五輪セーリング競技の金メダリスト、ジョナサン・マッキーと奥さんのリビージョンソン・マッキーの夫婦ペア(USA)は、第1レース、第2レースと続けてトップフィニッシュしましたが、第3レースで10位となりトータル12ポイントで2位に。

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トップでフィニッシュしたマッキー夫妻。 「第3レースはスタートで出遅れました。マーク回航でも他艇と接触してペナルティーを受けたのが痛かったですね」(ジョナサン・マッキー)

 現世界チャンピオンのクリス・ダンス/ジェレミー・エルムズリー(AUS)は8位、2位、2位と堅実な走りでトータル12ポイントの2位タイ。4位にはトータル17ポイントで、過去2度世界チャンピオンになっているロバート・ダグラス/ニコル・ダグラス(AUS)の父娘ペアが入りました。

 日本人トップは6位の佐藤浩章/村岸恭明(江の島)です。第1レース7位、第2レース4位、第3レース12位でトータル23ポイント。 「上位10チームぐらいは実力が拮抗しています。(自分たちの船の)艇速は悪くないので、明日以降もがんばります」(村岸恭明)

 9位は3位、9位、17位でトータル29ポイントの山村太郎/吉田向志(稲毛)、10位は15位、13位、5位でトータル33ポイントの高橋洸志/杉浦博之(浜名湖)と日本勢が続いています。

 テーザー級の世界大会は参加艇が100艇を超える大船団となってもグループ分けせず、全艇が一斉にスタートするのが伝統です。97艇がエントリーした今大会もその伝統は受け継がれました。

 しかし全艇一斉スタートの宿命ともいえるのが、時にゼネラルリコール(複数艇がフライングしてスタートがやり直しとなること)が発生することでしょう。ところが、本日行われた3レースはいずれも1本目でオールクリア(フライング艇なし)となるきれいなスタートでした。

 レース運営を担当する愛知県ヨット連盟は、ゼネリコ頻発を防止するためにスタートラインの中央に本部船を配置。この采配が功を制したことは間違いないでしょう。ゼネリコの頻発を覚悟していたセーラーたちにとっては、予想外の展開でした。

 3レースを走り、クタクタとなった選手たちのために、レース後のハーバーでは冷やしキュウリやトマト、アイスキャンディーが無料で振る舞われました。接戦を繰り広げるトップ集団も、完走をめざして楽しむエンジョイ派も涼をとりながら、和気あいあいと談笑。また8月1日にちなみ、各レースの18位、81位のチームに景品が配られるなど、お楽しみイベントも盛り上がりました。

 8月2日は、蒲郡市内の小中学生と保護者約50人が海上でレース観戦をし、ハーバーで選手とふれ合う「親子でヨットレース観戦:テーザー級ヨット世界選手権大会 観戦&交流会〜海と日本PROJECT〜」が行われます。さて、地元の子供たちの前でどんなレースが繰り広げられるでしょうか?

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スタートは大混戦。スタートラインに3つのポイントが置かれ、風上、風下に運営艇、中央に本部船が配置されます。photo by Junichi Hirai

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テーザーの魅力のひとつは、それぞれの目標を持った、いろいろなチームが出場しているところです。写真は永井親子チーム。クルーの湧人くん8歳で本大会最年少選手です。photo by Junichi Hirai

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テーザーワールドには、この大会を目標に結成されたチームも多く出場しています。写真の山本兄弟は、兄はディンギー未経験者でしたが、「出場してみたくなり」中古艇を購入。ヨット好きの弟を誘って出場しました。photo by Junichi Hirai

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池田・秋吉(大阪北港)。クルーの秋吉選手は大会前に首を手術。なんとかリハビリを間に合わせてワールドに挑みます。photo by Junichi Hirai

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初日暫定トップのヘザー・マクファーレン/クリス・ペイン(AUS)。photo by Junichi Hirai

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10月ワールドカップ開催に向けて改築が進む海陽ヨットハーバー。ハーバー中央には大屋根の施設。艇庫やさん橋も増築されました。photo by Junichi Hirai

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テーザーワールドは夫婦や親子チームも多く、家族全員で遠征しているチームもみられます。そのため、他のシニア大会に比べると子どもたちが遊んでいる姿をよく見かけます。photo by Junichi Hirai

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レース後のデイリーセレモニーでは、スイカ、きゅうり、アイスが振る舞われ。初日の表彰もおこなわれました。photo by Junichi Hirai


テーザーワールド初日ダイジェスト

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2017テーザーワールド初日成績

◎Tasar World Championship 2017
http://tasarworlds2017.org/
◎テーザーワールド バルクヘッドマガジン・フォトギャラリー
http://ur0.pw/F4kU

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