【コラム】敗れた事実を濁してはいけない。リオ五輪が終わって

  • 23
  • Aug

 8月21日、リオ五輪が閉幕しました。バルクヘッドマジガン編集長は毎日リオの海に出て撮影していました。現場では毎日あわただしく、睡眠時間の取れないもどかしさもありましたが、オリンピックを撮影する貴重な機会に恵まれたことに感謝しています。応援してくれたみなさん、ありがとうございました。(BHM編集部)

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バルクヘッドマガジン・フォトギャラリーではリオ五輪で撮影した写真を公開しています。ぜひ御覧ください。photo by Junichi Hirai

 オリンピックが終わり、選手たちはそれぞれの感じ方で、自分なりの答えと次の行動を探していることでしょう。編集長は、レースが終わった選手たちへ安易に声を掛けることができませんでした。どんな言葉をかけて良いのか分からない、のが正直な気持ちでした。

 日本の成績は、吉田 愛/吉岡美帆の総合5位を最高順位に、49er級やRS:X級男子などメダルレースへ手が届く位置で戦い、近年のオリンピックでは稀と言って良いほど興奮させられるレース内容でした。

 しかし、ここであえて一部の方にバッシングされることを覚悟で言えば、編集長は、オリンピックはメダルを取らなければ、価値は生まれない、と考えています。

 なぜなら選手たちは、メダルを取ることを望んで五輪に挑んだのですから。そのために、長く地道な活動をしてきたのです。敗れた事実を濁してはいけない。現実を正直に受け止めなければいけない。いや、選手たちは編集長が言うまでもなく、同じように考えているでしょう。問題は日本のセーリング界です。

 日本選手に何が足りないのか? どうしてメダルレースに届かないのか? どうしてメダルを取れないのか? 組織はしっかり機能していたのか? コーチは選手を正しい方向へ導いたのか? 計画にどんなミスがあったのか? 費用は幾ら掛かったのか? 正しい使い方をしたのか? スポンサーにメリットを与えられたのか? 次の世代へ何を伝えていけるのか?

 これらの質問の正しい答えを、残念ながら日本は知りません。日本は金メダルを取ったことがないからです。勝つことを知らない国が勝つためには、何が必要なのでしょうか?

 いまこの時期にこそ真剣に考えなければ、東京五輪でメダルを取ることは不可能でしょう。敗れた事実を濁してはいけない。リオ五輪が終わって、編集長が思う正直な気持ちです。

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